株式会社サイディン、成長戦略を強化
株式会社サイディンは、取締役CTOに日本の超分子薬学の権威である東大志氏を迎え入れ、さらには経営顧問にテクノロジーベンチャーの支援経験豊富な丸幸弘氏が就任しました。この新体制を活用し、同社は医薬品研究開発の事業を一層加速させていく方針です。
シクロデキストリンの可能性
サイディンは、環状オリゴ糖からなるシクロデキストリンの応用に注力しており、医薬品だけでなく、機能性食品や受託研究開発といった広範な事業を展開しています。シクロデキストリンは、製剤添加物や食品、医薬品原薬など、さまざまな分野でその特性が活かされている素材であり、無限の可能性を秘めています。東氏の参入により、特に超分子を利用した新規シーズの開発に注力することで、医薬品において革新的な製品を生み出すことを目指します。
新体制の意義
取締役CTOに就任した東大志氏は、薬学博士として熊本大学で学び、以降、大正製薬やシンガポール国立大学の研究機関での豊富な経験を持ち、サイディンの技術顧問も務めていました。その知識と経験を駆使し、今後の医薬品研究に革新をもたらすことが期待されています。また、経営顧問の丸幸弘氏は、技術系スタートアップのサポートを数多く手掛けており、サイディンのさらなる成長を後押しすることになるでしょう。
未来への展望
サイディンは、両氏を新たに迎えることで、全ての事業において成長を目指し、経営基盤を一層強固にしていきます。シクロデキストリンの社会実装を加速し、世界の健康医療に貢献することが同社のビジョンであり、これからの展開が楽しみです。研究開発を進める中で、新たな医療技術の創出とともに、社会への貢献へ向けた活動を期待していきたいと思います。
会社概要
- - 設立: 2016年4月
- - 所在地: 熊本市中央区大江本町5-1産業イノベーションラボラトリー4-3
- - 代表者: 弘津辰徳
- - 資本金: 2,100千円
- - 事業内容: 医薬品研究開発事業、機能性食品研究開発事業、受託研究事業
- - 公式サイト: サイディン
この新たな動きが、株式会社サイディンの成長にどのような影響を与えるのか、今後に注目が集まるところです。