福岡大学が始動した不登校支援フリースクール『マイラボ』の取り組み
福岡大学の新プロジェクト『マイラボ』
福岡大学人文学部教育・臨床心理学科の入江誠剛教授が代表を務める、社会連携型フリースクール『マイラボ』が2023年9月に始動しました。このプロジェクトは、福岡大学の社会連携センターが支援する「社会連携プロジェクト支援制度」の一環として設立され、不登校の児童生徒に対する支援を目的としています。
プロジェクトの背景と目的
不登校は近年、教育現場における大きな課題となっています。『マイラボ』はこの問題に対して、福岡大学が持つ教育・心理学の専門知識を活かし、地域社会と連携して支援を行います。具体的には、長年の児童支援に携わってきたNPO団体や、福岡市教育委員会教育相談課といった機関と連携し、様々な角度から不登校児童生徒を支援します。
多角的な支援体制の構築
本プロジェクトでは、多様な視点や教育資源を活用することで、より効果的な支援を行うことを目指しています。今後は近隣の大学とも協力しながら、連携の中心的な役割を担います。これにより、個々のニーズに応じたアプローチが可能になるでしょう。
『のこのしまアイランドスクール構想』との連携
さらに、福岡市内の現職教員が中心となって進めている「のこのしまアイランドスクール構想」との連携も進められています。これは、能古島の自然環境を活かした学びの場を提供し、既存の教科学習と自然体験を融合させた自己探求型カリキュラムを導入するものです。
この取り組みにより、通常登校する児童生徒と不登校の児童生徒が交わるインクルーシブな学習環境が生まれ、互いの理解と共生を促進することを目指しています。共に成長できる場を提供することで、全ての子どもがより良い未来を描けるよう支援することが、このプロジェクト最大の目的です。
結論
『マイラボ』は、不登校という社会課題に立ち向かうための新たな一歩です。福岡大学が提案するこの先進的なプロジェクトには、地域全体が関与し、未来を担う子どもたちの成長を支える大きな可能性があります。今後の展開に目が離せません。
会社情報
- 会社名
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福岡大学
- 住所
- 福岡県福岡市城南区七隈八丁目19番1号
- 電話番号
-
092-871-6631