GMOブランドセキュリティのAI改革
GMOブランドセキュリティ株式会社は、営業全員がAIを効果的に活用できる組織作りに取り組んでいます。この動きは、株式会社SalesNowの協力の下、GMOインターネットグループの「ハイパーオートメーション」構想に基づいています。これにより、同社は営業プロセスの変革を進め、AIと質の高い企業データを組み合わせて営業活動を自動化することを目指しています。
取り組みの背景
GMOブランドセキュリティは、国内シェアNo.1を誇るブランドセキュリティ企業として、大手企業中心のフィールドセールスからより広い市場への営業活動拡大を目指しています。そのために、グループが打ち出した「2027年、日本で最もハイパーオートメーション化された企業グループへ」とのビジョンのもと、AIを駆使した営業活動を進めています。具体的には、営業部門全体で「AIを売る・AIで売る・AIに売る」という三つの視点からAI活用を推進しています。
実現した成果
取り組みの一環として、月に1日はAIだけで業務を遂行する「AIデー」が導入されており、営業部門全員がAIを駆使できる能力を高めています。また、社内ではAI資格制度やAI活用支援金が用意され、AIの利用が促進されています。
これらの取り組みにより、提案書作成やデータ集計、議事録作成といった定型業務がAIによって自動化され、営業担当者の残業はほぼなくなりました。更に、SalesforceのデータをAIから直接利用できる業務基盤を確立することで、業務効率が大幅に向上しています。
システム開発の生産性は過去半年で約5倍に増加し、来年には顧客とのアプローチから回答の自動化が進む予定です。
未開拓市場へのアプローチ
未開拓市場開拓に向け、自社の顧客データに加え、外部の企業データを組み合わせたピンポイントのアプローチも始まりました。ここで特に注目されるのが、AIの判断の精度がもたらす影響です。成功するAIの導入には、質の高いデータ基盤が欠かせないとされ、GMOブランドセキュリティが「SalesNow」を採用した背景には、この点が大きく影響しています。
SalesNowの役割
「SalesNow」は、国内約1,400万件の企業データを含む最大規模のデータベースです。これにより、安全に使える高品質なデータを提供し、全社員が簡単に操作できる情報を供給しています。また、Claude連携(MCP対応)によるAIワークフローの親和性も高く、業務におけるAIの活用を推進します。
常務取締役CTOの山下寛也氏は「AIの精度を決めるのは、参照するデータです。営業部門ではすでにAIが業務の前提となっており、質の高い企業データは不可欠です」と述べています。これは、AIがブランドを守るためにも必須の要素であることを示しています。
まとめ
GMOブランドセキュリティのAIを駆使した営業改革は、未開拓市場を開拓する可能性を秘めています。企業データインフラ「SalesNow」を基盤に、サイトやシステムの効率化を図る取り組みは、今後の営業活動においても大きな影響を与えていくことでしょう。AI時代の進化を実感できるこのような取り組みが、多くの企業にとって参考となることを期待しています。