セキュリティ意識向上トレーニングとフィッシングシミュレーション・分析を組み合わせた統合型プラットフォームを提供するKnowBe4は、クラウドメールセキュリティのリーディングカンパニーであるEgress社の買収を完了したと発表しました。
この買収により、KnowBe4は人的リスク管理のための包括的なソリューションを提供する体制を強化します。Egress社の技術を活用することで、高度なフィッシング攻撃やデータ漏洩などの脅威から企業や組織を保護する能力を向上させ、より強固なセキュリティ体制を構築することが可能になります。
KnowBe4のCEOであるストゥ・シャワーマン氏は、今回の買収について「人的リスク管理は、サイバーセキュリティプログラムにおいてますます重要な要素となっています。Egress社の買収は、KnowBe4が提供するソリューションを強化し、世界中の企業や組織を進化を続けるサイバー脅威から守るための重要な一歩です。」とコメントしています。
Egressは、近年増加している高度なフィッシング攻撃に対抗するために、人工知能を活用した独自の技術を提供しています。同社の技術は、メールの内容や送信者の情報を分析し、危険なメールを識別して、ユーザーが誤ってクリックしてしまうことを防ぎます。
KnowBe4は、Egress社の技術を自社のプラットフォームに統合することで、より効果的なセキュリティ対策を提供できるようになります。具体的には、従業員向けのセキュリティ意識向上トレーニングに、Egress社の技術を活用したフィッシング対策を組み込むことで、より実践的なトレーニングを提供することが可能になります。
また、KnowBe4は、Egress社の買収によって、より多くの企業や組織に、包括的なサイバーセキュリティソリューションを提供することができるようになります。今後、KnowBe4は、Egress社の技術と自社の技術を組み合わせることで、より高度なセキュリティ対策を提供し、世界中の企業や組織のサイバーセキュリティを強化していくことを目指しています。