ドローン散布で農業改革
2024-07-17 20:29:02

ドローン散布で農業革命!東庄町で1,000ヘクタールの大規模実証実験成功

ドローン散布で農業革命!東庄町で1,000ヘクタールの大規模実証実験成功



千葉県東庄町で、約1,000ヘクタールの農地において、ドローンによる空中散布を有人ヘリコプターから全面的に切り替える画期的な実証実験が成功しました。この取り組みは、一般社団法人国際ドローン協会(IDA)が主導し、7月13日から7月23日にかけて実施されました。

人材不足とコスト削減の課題をドローンが解決



日本の農業は、少子高齢化による人手不足と、農薬散布など作業の効率化が課題となっています。従来、有人ヘリコプターによる散布は、人員確保や費用面で大きな負担となっていました。今回の実証実験では、IDAが開発した独自のドローン散布システムにより、従来の作業効率を大幅に改善しました。

ドローン導入による効果

省力化: 従来、152名以上を要していた散布作業が、わずか58名で可能になりました。4機のドローンと12名の人員で、1,000ヘクタールの農地をカバーすることができました。
コストダウン: ドローン導入により、散布費用が大幅に削減されました。東庄町では、一反部あたり薬剤と工賃込みで周辺地域よりも1,000円以上安価に提供できるようになりました。
環境負荷の低減: ドローンによる精密散布により、薬剤のドリフトを最小限に抑え、環境負荷の低減を実現しています。

ドローンの性能向上と社会実装への貢献



IDA代表理事の榎本幸太郎氏は、1機のドローンで1日に103ヘクタールの散布を実現し、従来の無人ヘリコプター以上の性能を示しました。ドローンは広範囲の作業性能が劣るとされてきましたが、今回の実証実験でその常識を覆しました。

榎本氏は、「東庄町はドローンの社会実装に積極的に取り組む全国でも稀に見る自治体です。住民の方々もドローンの導入に理解を示してくれ、協力体制が整っていると感じています。特に岩田町長をはじめ、東庄町まちづくり課農政係の協力には感謝しています。」と述べています。

安全性と人材育成への取り組み



IDAでは、ドローン散布の安全性確保と人材育成にも力を入れています。パイロットはすべて一等無人航空機操縦士の資格保有者であり、400時間以上の飛行実績を持つベテランのみを採用しています。また、監視員は「ドローンバディシステム(DBS)」を取得し、専門の訓練を受けた人材のみを起用しています。さらに、各チームに千葉県農薬管理指導士を配置することで、薬剤の取り扱いについても万全の体制を整えています。

ドローン業務専用車両の開発



今回の大規模散布では、新明工業株式会社と共同開発したドローン業務専用車両「ドローンポーター™︎」が活躍しました。この車両は、ドローンの運用を効率化し、広範囲な作業を可能にするために開発されました。今後、空撮、測量、点検、物流など、さまざまなドローン業務に特化した車両の開発を進めていく予定です。

日本の農業を変える可能性



東庄町は、ドローン導入による農業の効率化と、環境負荷の低減を目指し、積極的に新しい技術を取り入れています。今回の実証実験は、日本の農業が大きく変わる可能性を示す重要な一歩となりました。今後、ドローンは農業の現場でますます活躍し、人手不足や環境問題といった課題の解決に貢献していくことが期待されます。

一般社団法人国際ドローン協会について



一般社団法人国際ドローン協会は、「ドローンを通じて関わる人の人生を豊かにする」ことを目的として、空撮、薬剤散布、点検、測量、映像制作など幅広い業務を行っています。また、ドローンの安全な運用に関する講習会やコンサルティングなども提供しています。

関連情報

IDA公式ホームページ: https://ida-drone.com
IDA無人航空機教習所: https://ida-drone.com/licence/
薬剤散布サービス: https://ida-drone.com/agri/
空撮サービス: https://ida-drone.com/movie2/
点検・測量サービス: https://ida-drone.com/spcialservice/
YouTube: https://www.youtube.com/channel/UCZI_JfyYSJCGC0s64z4eKHw
Twitter: https://twitter.com/IDA_drone1115



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会社情報

会社名
一般社団法人国際ドローン協会
住所
東京都江東区青海2丁目7-4
電話番号
03-6770-8082

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