ルームクリップが福岡で提起する「住まいと暮らしのトレンド」セミナーの全貌
2024年11月29日、ルームクリップ株式会社が福岡県大川市で「RoomClipで読み解く住まいと暮らしのトレンド」と題したセミナーを開催しました。このセミナーでは、同社の執行役員CBOである川本太郎氏と、住文化研究所の研究員・水上淳史氏、竹内優氏が登壇し、参加者70名に最新の住まいや暮らしに関するトレンドを伝えました。
セミナーの目的と内容
このセミナーは、福岡・大川家具工業会の組合員向けに行われたもので、ルームクリップが収集した生活者の意識やトレンドを企業に届け、商品の開発やコミュニケーションに役立ててもらうことが目的です。
第一部:注目キーワードの紹介
セミナーの第一部では、「暮らし防衛」、「時短効率化」、「くつろぎ・娯楽」という3つのキーワードが紹介されました。これらのキーワードは、現代の生活者がどのような価値観を持ち、どのように暮らしを構築しているのかを示しています。
1. 暮らし防衛
このキーワードは、安全で快適な暮らしを維持するための手段を考えることを指します。特に最近は、防災や健康、セキュリティに対する意識が高まっており、住宅環境の改善や家具の選び方に影響を与えています。
2. 時短効率化
忙しい現代社会においては、限られた時間を如何に有効に使うかが重要です。家事や仕事を効率的に行うための家具や家電の選択が求められています。
3. くつろぎ・娯楽
AI技術やデジタル化が進む中で、家庭でのリラクゼーションや楽しみ方も多様化しています。自分自身の時間を楽しむためのインテリアや商品選びのニーズが高まっているといえます。
第二部:ユーザー調査結果の報告
セミナーの第二部では、RoomClipが行ったアンケート調査の結果が発表されました。917名のユーザーに対して実施されたこの調査からは、家具に対する顧客の意識や今後のニーズが浮き彫りになりました。調査結果は、消費者が求める家具のデザイン、機能性、持続可能性などについての具体的なデータを示し、企業が商品開発に役立てるべき情報が提供されました。
ルームクリップのビジョン
ルームクリップは、「人と人、人と企業が繋がる住生活の新しい産業と文化を築く」というビジョンを掲げています。今後もトレンドやニーズを積極的に企業や団体に伝え、多様で豊かな暮らしを支援し続けることでしょう。
参加者の反響
現場では、参加者から多くの質問や活発な意見が交わされ、セミナーの内容に対する関心の高さが伺えました。特に、今後の家具業界のトレンドについての議論が非常に盛り上がり、新たなビジネスチャンスの発見につながる貴重な機会となったようです。セミナーの終了後も、登壇者との活発なディスカッションが続きました。
このように、ルームクリップが主催するセミナーは、単なる情報共有にとどまらず、業界の未来を考える重要な場となっています。今後も、こうした取り組みが増えることを期待したいと思います。