イトーキの実証実験
2025-04-17 10:24:55

イトーキのワーケーション実証実験、チーム力向上の可能性を探る

イトーキのワーケーション実証実験:チームの結束力向上の軌跡



株式会社イトーキは2025年4月からの『瀬戸内国際芸術祭 2025』に先駆け、瀬戸内地域でワーケーションをテーマにした実証実験を実施しました。この実験は、チームワークや創造的な議論を促進することを目的に、パートナー企業であるパナソニック エナジー株式会社とともに行われました。

実験の背景と目的


2022年に行った初回のワーケーション実験では、主に個人の働き方に焦点を当て、アート体験とウェルビーイングにおける影響を探りました。今年はその成果をもとに、チーム全体のパフォーマンスに与える影響を詳しく調査しました。特に、集団での活動が果たす役割や、意見の出やすさについての分析が行われました。

調査結果の概要


実験に参加した12名のメンバーを対象に、ワーケーション前後でアンケートを実施した結果、以下のような改善が確認されました:

1. ウェルビーイングの改善 ー 参加者の疲労感が33%、不安感が30%、抑うつ感が31%減少しました。また、総合的な幸福感は最大で23%向上しました。

2. 仕事への意欲向上 ー ワーク・エンゲージメントが最大で18%向上し、業務に対する成長意欲も17%増加。これは、ワーケーションが心身のリフレッシュだけでなく、仕事への主体的な関与を促進することに寄与していることを示しています。

3. ソーシャル・キャピタルの向上 ー 参加者間のつながりを示す指標は実施後に最大51%向上。非日常的な環境での共同体験がチーム力を強化したことが暗示されています。

4. 議論の質の向上 ー 最終日のワークショップでは、自由で活発な議論が展開され、新しい意見が出やすい環境が整いました。参加者は「新しい視点が生まれやすかった」と述べており、創造的な対話を促進する効果があったと報告されています。

実証実験の振り返り


このワーケーション実証実験は、イトーキの室長である武田勇氏によると「環境が働き方を変えることを示す良い機会」となりました。ストレス指標の改善は、環境が個人に与える影響を数値で示す結果となりました。また、チームメンバーのつながりが強化されることで、協力的な雰囲気が生まれることも確認されました。

次なる展望


イトーキは、今後もこの実証実験の成果を基に、働き方の新たな可能性を追求していく方針です。2025年の『瀬戸内国際芸術祭』に向けた活動を通じて、心身の健康を支えつつ、クリエイティブで協力的な働き方を実現するための新しい環境づくりに取り組んでいくことを目指します。私たちの働く環境がどう変わるのか、その姿が注目されます。


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会社情報

会社名
株式会社イトーキ
住所
東京都中央区日本橋2-5-1
電話番号

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