新アルミ二次合金
2026-05-13 12:28:11

リサイクル率向上に向けて新たなアルミ二次合金を開発

リョービ株式会社が画期的なアルミ二次合金を開発



リョービ株式会社は、原材料のリサイクル比率をさらに向上させるため、新地金に迫る特性を持つアルミ二次合金を新たに開発しました。この新しい合金は、自動車の重要保安部品である足回り部品にも適用が可能であり、環境負荷の低減に寄与することが期待されています。

アルミのリサイクル性とその背景



自動車に使われるアルミダイカスト製品はリサイクル性が高く、廃棄された後も再びアルミ二次合金として利用されています。従来、新たに製錬される新地金のアルミ合金は1トンあたり約9トンのCO2を排出しますが、アルミ二次合金の排出量は約0.3トンと、環境に優しい選択肢とされています。

リョービのグループでは、国内で生産されるアルミダイカスト製品の95%にアルミ二次合金を使用しており、持続可能な製品づくりに積極的に取り組んできました。しかし、従来のアルミ二次合金は、新地金のアルミ合金と比較して「破断伸び」、つまり粘り強さの面で劣ることが課題でした。このため、高強度が求められる部品への適用は容易ではありませんでした。

新たに開発されたアルミ二次合金の特性



新たに開発されたアルミ二次合金は、大きく二つの要素によってその性能を向上させています。一つは添加物の最適化による製造プロセスの改善、もう一つはリョービ独自の鋳造方法「GDスクイズ工法」による金属組織の緻密化です。この方法により、内部欠陥の発生を抑制し、新地金に迫る機械的特性を実現しています。その結果、新地金アルミ合金を必要としがちなステアリングナックルなどの足回り部品にも、アルミ二次合金を安心して使用できるようになりました。

環境規制への対応



この開発により、自動車産業が求める高いリサイクル性と材料特性を兼ね備えた製品の提供が可能になりました。特に、EUのELV(End of Life Vehicles)規則など、環境規制にも対応できる素材としても期待されています。

リョービは、このように社会に求められる素材を提供し続けることを目指しており、持続可能な未来に貢献する企業であり続けます。

展示会の情報



この新しいアルミ二次合金で鋳造された製品サンプルは、2026年5月27日から29日までパシフィコ横浜で開催される「人とくるまのテクノロジー展2026」にて展示される予定です。初心者から専門家まで、多くの方に見ていただける貴重な機会です。ぜひ足を運んで、新たな技術を体感してみてください。

展示会概要


  • - 展示会名: 人とくるまのテクノロジー展 2026 YOKOHAMA
  • - 日時: 2026年5月27日(水)~5月29日(金)10:00 ~ 17:00
  • - 場所: パシフィコ横浜展示ホール・ノース
  • - ブース番号: 490
  • - 公式サイト: 人とくるまのテクノロジー展

リョービの新たな挑戦から目が離せません。


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会社情報

会社名
リョービ株式会社
住所
広島県府中市目崎町762
電話番号

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