アークエッジ・スペースの新体制
2025-05-29 11:58:17

アークエッジ・スペースがSAP S/4HANA Cloudを導入し宇宙産業を加速

アークエッジ・スペース、SAP S/4HANA Cloudを採用



東京都江東区に本社を置く超小型衛星開発会社、アークエッジ・スペースが、SaaS型ERP「SAP S/4HANA Cloud」を採用したことが発表されました。これにより、同社は事業基盤の強化を図ります。

アークエッジ・スペースは、地球低軌道から深宇宙探査、さらには月面インフラの構築といった多岐にわたるミッションに対応した超小型衛星を開発しています。国立研究開発法人の新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)や宇宙航空研究開発機構(JAXA)との連携を通じて、革新技術を生み出し、国内宇宙産業の成長を牽引する存在となっています。

しかし、同社の基幹システムには部門ごとの個別のツールやスプレッドシートが散在しているため、監査対応の強化や業務の効率化が求められていました。これを受け、経営基盤の整備が急務とされ、約3カ月の検討期間の後、SAP S/4HANA Cloudの導入が決まりました。

アークエッジ・スペースの代表取締役CEOである福代孝良氏は、「当社のようなスタートアップ企業でも導入可能なコストでありながら、グローバルスタンダードに対応した信頼性を持つSAP S/4HANA Cloudを選びました」と述べ、採用の理由を語ります。また、パートナーであるフォーカスシステムズの豊富な導入実績を評価し、業務の標準化やAI活用への期待も寄せています。

SAPジャパンは、1992年に設立された日本法人で、ビジネスとテクノロジーの融合を推進するグローバルリーダーとして知られています。同社は、企業の経営を支える基幹業務の統合を通じて、ビジネス成功をサポートしています。

フォーカスシステムズは1977年に設立され、多様なシステム開発を行っています。SAP製品については20年以上の取り組みがあり、2021年には「SAP S/4HANA Cloud」の販売実績が認められゴールドパートナーに昇格しました。現代的なテクノロジーを業務に取り込む姿勢は評価されています。

今回のSAPの導入により、アークエッジ・スペースは、より迅速で正確なデータ管理が可能となります。また、基幹システムを構築することにより、業務効率化が図れることで、さらなる成長を期待されています。月面探査や深宇宙開発といったニーズに応えるため、フィット・トゥ・スタンダードによる標準化が行われ、攻めの経営を実現していくことが狙いです。

この新たな挑戦は、宇宙産業の発展だけでなく、技術革新や経済成長に重要な影響を与える可能性があります。アークエッジ・スペースの動向には今後も注目が集まりそうです。


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会社情報

会社名
株式会社フォーカスシステムズ
住所
東京都品川区東五反田2-7-8フォーカス五反田ビル
電話番号
03-5421-7777

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