JASPA資格制度誕生
2019-08-20 10:02:19

新たな販売職キャリアモデルを提案するJASPA資格制度の創設

販売職の新しいキャリアモデルを提案するJASPA資格制度



一般社団法人日本プロフェッショナル販売員協会(JASPA)は、販売職を対象とした新しいキャリアモデルを確立するために「JASPAセールスプロフェッショナル資格」を設けることになりました。この資格制度は、販売員にとっての地位向上やキャリア形成を支援し、より実践的な評価基準を提供するものです。

販売員の地位を引き上げる目的


近年、販売職においては、売上という定量的な結果が主な評価基準となっています。しかし、この評価方法では販売プロセスや顧客との関係構築といった重要な要素が見過ごされてしまいます。JASPAは、この問題を解決し、高い業績をあげるためのスキルや知識を持つ販売員を評価する新たな基準を設けることを目指しています。

「JASPAセールスプロフェッショナル資格」は、優れたコミュニケーション能力と顧客ニーズに応える提案力を持った販売員を育成することにあり、資格を取得することで誇りを持ち、他の販売員にとっての模範になることを期待しています。

資格制度の概要


この資格を取得するための条件として、対面販売の実務経験が5年以上必要とされます。さらに、対象商品のカテゴリーにはファッションや宝飾品などが含まれ、学生は受験できません。受験者は一次試験(筆記)を通じて販売知識と教養の2つの科目を評価され、その後、ミステリーショッピング方式による二次試験が行われます。

試験は2019年9月より申し込みが開始され、2020年の2月に一次試験が実施される予定です。受験料や合格発表については詳細が設けられており、バランスの取れた審査を目指しています。合格発表は、適性検査や書類評価を基に行われます。

ミステリーショッピングによる評価


特にユニークなのは、販売スキルを評価するためにミステリーショッピング方式を採用している点です。これにより、受験者が実際の販売環境でどれだけのスキルを発揮できるかを、実地に近い形で評価することが可能となります。多様な調査員による評価が行われるため、より公正な結果が期待できます。

JASPAのビジョン


JASPAは「販売に誇りを」を掲げる団体で、販売職員が専門家として顧客の生活を豊かにするパートナーであることを奨励しています。各業界のリーダーによって構成された理事会は、その使命に向けたカリキュラムやセミナー、研修を通じたスキル向上を図っています。販売職は決して単なる仕事ではなく、顧客との信頼関係を築き、社会に貢献する大切な役割を担っています。

この新しい資格制度は、販売職の未来を見据えた重要なステップとして位置づけられています。技術が進化する時代において、本制度は販売職の専門性を高め、キャリアパスの選択肢を広げることを目指します。

お問い合わせ先


資格制度や試験に関する詳細については、日本プロフェッショナル販売員協会の公式ウェブサイトをご覧ください。

会社情報

会社名
一般社団法人日本プロフェッショナル販売員協会
住所
東京都渋谷区代々木2-2-1小田急サザンタワー7F
電話番号
03-6300-0226

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