シンポジウムの開催背景
超高齢社会を迎える現代、私たちは「人生100年時代」を見据えた新たな課題に直面しています。この課題に対するアプローチとして、東京大学が主催するシンポジウム「人生100年を見据えるエイジングデザイン」が開催されます。本シンポジウムは、科学技術を基にした老化に関するリサーチや地域社会の活性化についての議論の場です。
開催概要
日時は2022年3月22日、オンラインで行われます。シンポジウムは無料で参加でき、定員は1000名。参加希望者は事前の申し込みが必要で、締め切りは3月17日です。詳細はシンポジウムの公式ウェブサイトをご覧ください。
プログラム内容
シンポジウムは2部構成となっています。第一部では、老化に関するさまざまな研究が発表される予定です。まず、東京大学大学院新領域創成科学研究科の研究科長、出口敦教授による挨拶に始まり、その後、各専門家が次々と講演を行います。
- - 割澤伸一教授(人間環境学専攻)による「人間支援技術が拓く人生100年の新社会」。
- - 久恒辰博准教授(先端生命科学専攻)による「人生100年を見据えた老化制御デザイン研究の今と将来」。
- - 持丸正明センター長(産業技術開発総合研究所人間拡張研究センター)による「柏の葉の街と共に進める健康・要介護度の維持・改善研究」。
- - 飯島勝矢教授(東京大学高齢社会総合研究機構)による「ジェロントロジー総合研究:課題解決型実証と未来ビジョン」。
これらの講演は、各自がどのようにして老化問題に取り組んでいるかの具体例を通して、参加者に理解を深めていただくことを目的としています。
パネルディスカッション
続く第二部では、モデレーターとして浅井潔教授を迎え、複数の専門家によるパネルディスカッションが行われます。ここでは、老化制御研究の未来やそれに関連するイノベーションについての対話が交わされます。パネリストには、講演を行った研究者たちに加え、東京大学大学院新領域創成科学研究科の郡宏教授と鈴木穣教授が参加し、多角的な視点からの意見交換が期待されています。
結び
本シンポジウムは、新領域創成科学研究科が1998年の創設以来、掲げてきた「学融合」と「知の冒険」を基に、多様な学術領域の開拓を促進するものです。これからの4月以降、地域や社会に寄与するテーマに関連したシリーズを予定しており、超高齢社会に関する研究の重要性は今後も高まっていくことでしょう。シンポジウムを通じて多くの方が関心を寄せ、共に未来を切り拓いていただくことを願っています。
以上が東京大学が主催するシンポジウム「人生100年を見据えるエイジングデザイン」の紹介と詳細です。参加希望の方は、公式サイトからのお申し込みをお忘れなく。