旅行保険のDX
2022-11-17 13:00:01
ジェイアイ傷害火災保険、InsureMOを用いて旅行保険のDXを推進
近年、国内旅行市場の回復が見込まれる中、旅行保険の需要も増加しています。しかし、旅行販売のデジタル化が進む中で、対面での保険申し込みが減っており、これに対応するためWeb上での販売体制の強化が急務です。こうした背景を受け、ジェイアイ傷害火災保険は、旅行保険のデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるためにInsureMOを採用しました。
ジェイアイ傷害火災保険では、スマホファーストのアプローチや、ユーザー体験の向上を目指して新たな旅行保険サイトを構築する計画を立てています。特に、InsureMOの導入が決まった理由は、ローコストかつ短期間でのWeb販売体制の確立ができる点です。このDXの推進により、顧客からのフィードバックを反映し、迅速に商品やサービスを展開していくとのことです。
同社の執行役員である永井拓也氏は、InsureMOを採用した理由について、自由度が高く、クラウドネイティブな仕組みを整えていること、またオープンAPI機能が強力であることを挙げています。これにより、社内のさまざまなアプリケーションとの連携も容易になり、顧客に対してパーソナライズされた経験を提供することが可能になるとしています。
InsureMOを提供する会社の代表取締役である河上勝氏は、今回の提携に対し大変光栄に思っていると語っています。コロナ禍の影響で保険業界でのデジタルトランスフォーメーションが加速している中、InsureMOは日本市場において多くの成功事例を持ち、エンベデット・インシュアランス(Embedded Finance)を推進しています。
具体的には、InsureMOの技術を使って保険コアシステムをモダン化し、複数のフロントエンドアプリとの連携を強化することで、より効率的に顧客ニーズに応える体制を整えるというのがその狙いです。さらに、InsureMOは保険ライフサイクル全体をカバーするマイクロサービスとAPIを提供しており、迅速かつ低コストでの保険商品開発を実現します。
InsureMOのミッションは「保険を簡単にする」ことであり、これを通じて約40ヵ国で確固たる顧客基盤を築いてきました。シンガポールに本社を持つこの会社は、保険業界における技術革新を推進する存在として、今後も市場の変化に対応しつつ、保険ビジネスをよりシームレスなものにしていくでしょう。
今回のジェイアイ傷害火災保険によるInsureMO採用は、新しい顧客体験の実現に向けた一歩であり、旅行保険の未来を見据えた重要な施策と言えます。旅行保険業界がデジタル化の波に乗る中、この取り組みがどのように影響を与え、どのような新しいサービスが生まれるのか、今後の動きに注目です。
会社情報
- 会社名
-
InsureMO株式会社
- 住所
- 東京都港区南青山2丁目2番15号ウィン青山14階
- 電話番号
-
03-6869-9473