電気通信大学の学園祭「調布祭」がメタバースに登場
2024年11月22日から24日にかけて開催される電気通信大学の学園祭「調布祭」では、メタバースプラットフォーム「cluster」を通じて新しい学園祭体験を提供する取り組みが行われます。このプロジェクトは、同大学の連携准教授であり、クラスター株式会社のシニアリサーチサイエンティストである平木剛史氏によって指導されている学生たちによって実現されました。
メタバースでの学生の成果
学生たちは、平木氏が講義を行う「情報工学工房」で得た知識を活かし、独自の視点でキャンパスライフや研究活動をバーチャル空間に表現しました。彼らの成果は、調布祭期間中に実際の会場と連動して公開され、来場者はスマートフォンやPCから簡単にアクセスできます。このバーチャル空間は、メタバース技術への理解促進を通じて、学生たちの創造性を育むことを目指しています。
公式サイトとアクセス
「調布祭」の詳細やバーチャル会場への入場は、公式サイトや特設ページから可能です。来場者は気軽にバーチャルな世界を体験でき、学園祭の新たな形を楽しむことができます。公式サイトへのリンクは以下です。
調布祭公式サイト
クラスターの教育現場での取り組み
クラスター株式会社は、メタバースが教育現場でどのように活用できるかを追求しています。この展示はその一環として位置づけられており、メタバース技術の新しい利用法を学生たちに学ばせる貴重な機会となっています。また、平木氏の指導の下で制作されたバーチャル空間は、来場者と直接的な交流を可能にし、よりリアルな学園祭体験を提供します。
クラスター CEO 加藤氏の講義
さらに、クラスターの代表取締役である加藤直人氏も、電気通信大学で「ベンチャービジネス特論」の講義を実施しました。80名以上の学生が参加し、オンラインとオフラインで共に学びました。加藤氏は、起業の経緯やメタバース技術がもたらす新たな価値創造について講演し、多くの感想が集まりました。
学生からの反響
参加した学生たちは、メタバースの特徴やその可能性について視野を広げる機会と感じたようで、特に「リアルが贅沢品」と位置づけられるところに興味を持ったとのこと。こうした学生たちの反響からも、メタバースが教育やビジネス、エンターテインメントの分野で新たな価値を生む可能性があることが伺えます。
今後の展望
クラスターは、今回の取り組みを通じて得られた知見を教育現場でのメタバース活用に弾みをつける材料とし、次世代の創造性を引き出す活動を続けていく予定です。
2025年には、クラスター広報のMIRIN(西尾美里)が「自己実現とキャリア」をテーマにした授業も登壇する予定で、ますますメタバースを活用した教育が進むことが期待されています。
新しい時代の教育環境において、メタバースをどう活用するか、ぜひ注目していきたいですね。