能登半島に届ける心のぬくもり
能登半島の被災地で行われている心のケア活動が注目を集めています。災害発生から半年を過ぎる頃、避難生活における長期的なストレスと将来への不安が、被災者の心身に影響を及ぼすことが多くなります。そのため、継続的な心のケアが求められるのです。
セラピューティック・ケアによる支援
この課題に対抗するため、セラピューティック・ケアが導入されています。このケア手法は、1996年に英国赤十字社によって開発されたタッチセラピーで、優しく人の身体を包み込むように触れることでリラックス効果を得られます。ストレスを軽減し、心の安らぎをもたらす「愛情ホルモン」オキシトシンが分泌されます。
さらに、レッグケアは脚のむくみを軽減し、被災地ではエコノミークラス症候群の防止にも役立つとされています。
当協会の活動の歴史
この協会は2005年の福岡西方沖地震以来、数多くの被災地で支援活動を行ってきました。東日本大震災、熊本地震、北海道胆振東部地震などを含む、20年以上にわたる活動を通じて、地域の人々に寄り添った支援を続けています。今年度は、公益社団法人 日本フィランソロピー協会の「フィランソロピーバンク」との協力により、2024年の能登半島地震の被災地において、心身のストレスを軽減するための支援活動を行っています。
第2回活動概要
2025年9月9日から11日にかけて、石川県七尾市の6つの仮設住宅を訪問します。そこで、住人に対する心のケアを提供するほか、民間災害ボランティアセンター「おらっちゃ七尾」にてボランティアへのケアも行います。
第1回活動の成果
2025年6月に実施された第1回目の活動では、石川県七尾市を訪れ、4か所の仮設住宅や介護施設において、セラピューティック・ケアを提供しました。参加した60名のうち、81%が「非常によかった」と評価し、91%が「また参加したい」との声を寄せています。「満足」との声や、「体が楽になった」といったお礼の言葉も多く寄せられ、活動の成果を実感しています。
協会の概要と問い合わせ先
当協会は福岡県に認定されたNPO法人として、高齢者施設、緩和ケア病棟、被災地、子育て支援などを手がけています。心のケアの重要性を広めるため、さまざまな社会貢献活動を通じて協力していきます。興味のある方は、以下の連絡先から問い合わせが可能です。
連絡先
- - 認定NPO法人 日本セラピューティック・ケア協会
担当:樋口
福岡県太宰府市五条2-6-1-202
TEL:092-928-1546(平日10:00〜16:00)
WEB:


