アスエネとドルトン東京学園が開始する新しい探究プログラム
アスエネ株式会社(以下「アスエネ」)は、東京都調布市のドルトン東京学園中等部・高等部と協力し、「気候変動と社会課題を考える実践型プログラム」をスタートさせます。このプログラムは、生徒たちが自らの手で学校全体のCO2排出量を算出し、気候変動との関係性を理解することを目指しています。学校を直接的な教材とすることで、身近な環境から持続可能な未来を考える機会を提供します。
プログラムの背景
気候変動の影響が世界中で顕在化する中、日本国内でも山林火災や豪雨などの自然災害が増加し、社会生活にさまざまな影響を及ぼしています。特に、一般の人々の間での意識のギャップが問題視されています。このような状況の中で、次世代を担う中高生が「自分たちの暮らしと気候変動」と向き合うことの重要性が高まっています。
本プログラムでは、アスエネのCO2排出量見える化クラウドサービス「ASUENE」を使い、生徒たちが実際にデータ収集や分析を行いながら、気候変動を身近に感じ、自ら行動するきっかけを作ります。
授業の概要
全6回の授業を通じて、生徒たちは学校のCO2排出量を算出するためのプロジェクトに取り組みます。各回の授業では、以下のようなテーマが設けられています:
1.
地球温暖化の原因:温暖化の背景や人間活動との関係を学ぶ。
2.
温室効果ガスの理解:温室効果ガスの概念とその算定方法を学ぶ。
3.
データ収集:学校内の排出源を特定し、必要なデータを集める。
4.
結果の算出と考察:集めたデータから排出量を算出し、削減案を議論。
5.
プレゼン準備:発表内容を整理し、未来に向けた提案を作成。
6.
発表と対話:アスエネの代表との意見交換を通じ、自らの学びを深める。
これらの授業によって、生徒たちは持続可能な社会への理解を深め、次なるアクションに繋げる力を育むことが期待されています。
実施概要
- - 実施場所:ドルトン東京学園(東京都調布市)
- - 実施期間:2025年5月2日(金)〜6月13日(金)
- - 回数:全6回(各回90分)
- - 曜日と時間:毎週金曜日 13:55〜15:35
- - 具体的な日程:5月2日・9日・16日・30日・6月6日・13日
ドルトン東京学園について
ドルトン東京学園は、2019年に開校した私立の中高一貫校で、自主性と探究心を育む「ドルトンプラン」を教育理念としています。STEAM教育に力を入れ、先進的な学びを実践する学校として注目されています。また、2025年春には初めての卒業生を送る予定で、国内外の難関大学への進学も期待されています。
「ASUENE」サービスの特徴
アスエネの「ASUENE」は、複雑なCO2排出量の算出業務を簡単にサポートするクラウドサービスです。温室効果ガスの可視化、削減支援、サプライチェーンにおけるCO2排出量の報告などを支援し、SDGsへの貢献も果たします。アスエネでは、従業員を対象に高度なコンサルティング支援も提供しています。
このプログラムを通じて、未来を担う世代が気候変動に対する意識を高め、持続可能な社会を共に築くための一歩を踏み出すことに期待されます。また、地域社会における気候変動対策の幅が広がることにも貢献します。