EY Japan、全ゲノム解析事業に取り組み医療の未来を切り拓く

EY Japan、全ゲノム解析事業の契機

EY Japanは厚生労働省からの受託により、全ゲノム解析事業の計画業務に着手しました。この事業は、国立高度専門医療研究センターと連携し、がんや希少難病に対応した医療戦略の構築を目的としています。

事業の背景と目的

厚生労働省は、がんや難病治療の向上を目指し、2019年に全ゲノム解析等実行計画を策定しました。そして、2022年にはその計画を更新し、より多様な医療ニーズに応えるための具体的な施策を定めています。これに基づき、データの蓄積や研究促進を行うことで、将来的な医療の質向上と「がん・難病等の克服」を図ることが狙いです。

具体的な進行とEYの役割

EY Japanは、厚生労働省の計画策定を支援するため、事業実施準備室を設置しました。この準備室では、全ゲノム解析事業に関する全体構想を策定し、関係機関との連携を強化していきます。特に、令和7年度中に事業実施組織の設立を目指し、具体的な事業構築を進めています。

専門家の意見

EYの医薬・医療セクターパートナーである松本氏は、「全ゲノム解析に関する調査や準備等を支援することで、医療や創薬による課題解決に貢献する」と述べています。また、福島氏も「具体的な事業策定に全力を尽くし、研究と個別化医療の実現に寄与したい」とコメントし、強い意気込みを示しました。

EYの取り組みと社会的意義

EYは「より良い社会の構築」を目指し、多様な分野で信頼性を持つサービスを提供しています。この全ゲノム解析事業もその一環であり、医療・製薬・経営戦略の専門家を集めることで、次世代の医療の実現をサポートしていきます。EYのコンサルティングサービスは、データとテクノロジーを駆使し、革新的なビジネスモデルの創出に寄与しており、これにより長期的な価値を生むことを目指しています。