丸紅のGRANDIT導入
2024-10-29 10:26:08

丸紅株式会社がGRANDITを導入し業務効率化を推進

丸紅株式会社がGRANDITを導入し業務の効率化を実現



国産Web-ERP「GRANDIT」を運営するGRANDIT株式会社のGRANDITコンソーシアムに加盟する双日テックイノベーション(STech I)が、丸紅株式会社の国内事業会社に対してGRANDITを導入したことが発表されました。これにより、コスト削減および業務の効率化が達成されることが期待されています。

導入の背景と目的



今後のビジネス環境の変化に迅速に対応するため、多くの企業がERPシステムの見直しを進めてもいます。特に大手企業においては、外資系ERPの保守が切れることが多く、グループ本社と各事業部門や子会社で異なるERPを使う「2層ERP」の実現を目指す動きが見られます。この点において、国産のGRANDITはリアルタイムでのデータ統合を可能とし、基幹業務全体を単一のパッケージに収めることができる点が大きな魅力です。

丸紅は、以前SAP S/4HANAにリプレースを検討していましたが、その高いコストと長い導入期間がネックとなり、構成の見直しが行われました。そこで、商社業務に特化したGRANDITを導入することが決定されたのです。2023年10月からは、素材産業グループの化学品本部と、食料アグリグループのアグリ事業本部、さらには丸紅の関連会社である丸紅プラックス株式会社と丸紅ケミックス株式会社において、GRANDITの運用が始まります。

導入による効果



この新たな基幹システムの導入により、各領域に最適なERPを採用することが可能となります。これにより機能の追加開発を最小限に抑えつつ、要件定義においても適切な機能を選定することで開発・運用コストの削減にも成功するでしょう。今後2029年までには、残りの8本部や18の国内関連会社にもGRANDITを展開していく予定です。

GRANDITならではの機能



GRANDITは、マルチカンパニー機能を活用して、複数の会社管理が可能です。また、個別のインスタンス管理によってセキュアなシステム運用も実現しています。さらに、連結会計パッケージとの連携により決算の早期化や、グループ共通のマスタデータや取引データの連携を強化しています。これにより、ビジネス情報の分析に役立つグループBI機能も提供されており、企業にとって有益なデータ活用が可能となっています。

GRANDITの進化と今後の展望



GRANDITは、コンソーシアム方式での進化を続け、現在1,400社以上の企業に採用されています。また、2021年からは中小企業向けのクラウドERP「GRANDIT miraimil」を新たに提供し、様々なビジネスニーズに応えるための機能を充実させています。このような柔軟な対応を通じて、日本企業の成長を後押ししていく方針です。

総じて、今回の丸紅株式会社におけるGRANDITの導入は、今後のERP市場における新たな事例となることでしょう。日本のビジネスシーンにおいて、効率的かつ柔軟な経営が求められる中、GRANDITの果たす役割はますます重要になります。詳細な情報は、STech Iの公式WEBサイトで確認可能です。

STech I 公式サイト

会社情報

会社名
グランディット
住所
電話番号

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