2025年ゴールデンウィークの家族お出かけ事情
国内の最大手子供向けお出かけ情報サイト「いこーよ」を運営するアクトインディ株式会社が、2025年のゴールデンウィークに関するユーザーアンケート調査を発表しました。この調査からは、家族のお出かけ予定の傾向や場所、その他のデータが明らかになり、多くの家庭が未定であることが浮き彫りになっています。
出かける予定がある家庭は4割、半数が「まだ未定」
アンケートによると、2025年のGWに「出かける予定がある」と回答した家庭は41%でした。一方で「まだ決めていない」という家庭は52%にも上ります。この結果は、飛び石連休が続く今年のGWでは、長期的な旅行計画を立てるのが難しいと考える家庭が多いことを示唆しています。「どこにも出かけない」と応えた家庭はわずか6%で、家族での外出を考えることは一般的であるようです。
人気の行き先は「公園」、家族との時間を求める声
出かける予定がある家庭の行き先として最も多かったのは「公園・総合公園」で、なんと43%がこの選択肢を選びました。親子で楽しむことができる公園は、費用も抑えられるため人気です。また、28%が「帰省」を挙げており、家族や親戚との時間を大切にしたいという声が多くみられます。続いて、「テーマパーク・遊園地」が22%、「動物園・サファリパーク」が18%と続きました。
お出かけのピークは5月3日〜4日
2025年のGW期間中、最もお出かけが集中する日は5月3日(憲法記念日)で、次いで5月4日(みどりの日)も95%となっていました。GW後半では、宿泊を伴う旅行の計画が見受けられます。前半は近場での日帰りレジャーが多く見られる傾向があります。
平日出かける理由とその背景
平日にお出かけを計画する家庭には理由があり、多くの実際のデータによると、58%の家庭が「平日の方が空いているから」という理由を挙げており、手頃な料金で楽しめることも要因の一つです。特に、旅行先の予約が難しい昨今の状況で、平日を選ぶ家庭が増えていることが見えます。他にも学校を休ませてでも旅行に行く価値があると考える家庭も一定数いることがわかります。
海外旅行の予定は少数派
海外旅行の予定について尋ねた結果、「ある」と答えた家庭はわずか2%にとどまりました。「ない」との回答がほぼ全体の96%を占めており、経済的な要因や休暇の取りづらさから、海外への旅行は難しい状況であると考えられます。
したいことはピクニックや動物とのふれあい
自由回答形式で「GWに特にしたいこと」を聞いたところ、多くの家庭がピクニックや動物とのふれあいを挙げています。自然との触れ合いを重視する家庭が増えている一方で、結局は家族との時間を大切にしたいという意向が感じられました。
まとめ
2025年のGWはまだ未定の家庭が多く、出かける予定がある家庭の中では公園の人気が高まり、家族とのつながりを求める声が聞かれます。混雑を避けたいという理由から平日のお出かけを選ぶ家庭が増えていますが、課題となる経済状況が旅行の計画に影響を与えていることも明らかです。家族での大切な時間を過ごす上で、どのようにお出かけを楽しむかが今後のトレンドと言えるでしょう。