子ども支援のヨガ
2020-09-23 07:33:56

学校にヨガマインドフルネスを取り入れた子ども支援プロジェクト

学校に太陽の光を



10月4日、世田谷ものつくり学校で行われるイベントでは、子どもたちの心を支えるためのヨガマインドフルネスをテーマにした動画作成が行われます。このプロジェクトは、がっこうヨガ推進委員会のメンバー100名によって運営されており、2020年9月10日よりクラウドファンディングプラットフォーム「Readyfor」にて「ヨガ・マインドフルネス動画教材を全国の学校へ届ける」ための挑戦が続けられています。

講師の背景とプロジェクトの理念


発起人である太田千瑞さんは、臨床心理士とヨガインストラクターの資格を持つ専門家で、教育委員会の相談員や小中高のスクールカウンセラーとして長年にわたって子どもたちのサポートを行ってきました。太田さん自身は、悪性リンパ腫の治療中にもかかわらず、子どもたちが学校でより良い環境で過ごせるように、常に新たな支援方法を模索してきました。

現在、自宅で療養中の太田さんですが、彼女が持つ深い情熱と経験が今回の動画教材作成に活かされています。具体的には、キッズヨガの先生やスクールカウンセラーが集結し、いじめや不登校、発達障害を抱える子どもたちに寄り添った「がっこうヨガ」と呼ばれるプログラムを学べる内容を作っています。この動画を通じて、子どもたちが自分自身の心や体を大切にし、楽しくヨガを学びながら心を育むことが目指されています。

願いを込めた動画教材


なぜ動画教材の作成が重要なのか。それは、既存の子ども向けヨガ動画が大人向けの要素を多く取り入れており、運動が苦手な子どもやヨガに興味がない子どもには配慮が不足しているためです。また、大人のヨガのポーズをそのまま子どもに適用することは危険であり、特に発達に課題を持つ子どもにとっては、より良い成長が妨げられる可能性があります。

このプロジェクトでは、子どもへの動機づけを高める工夫や、実際の学校の場面を想起させるシーンを組み込み、学校の先生が安全に利活用できるような内容に重きを置いています。さらに、様々な子どものタイプに応じた支援を学び、カウンセリング技術を磨くことができる動画を提供し、10〜15分でヨガやマインドフルネスを理解してもらえるよう工夫しています。

学校教育におけるヨガの導入意義


ヨガは決してただのリラックス法ではありません。それは「自己との対話」を促し、感情のコントロールや体の動かし方を学ぶ手助けをします。この経験を通して得られる自己理解は、子どもたちが仲間に感謝する気持ちを育むことにもつながります。この重要性を広めるため、太田さんは自身の著書「イラスト版子どもの発達サポートヨガ」でもその考え方を発信しています。

クラウドファンディングの将来


クラウドファンディングを達成した後、がっこうヨガ推進委員会は、実際に日本全国の学校にこの新しい教育法を浸透させるための取り組みを行います。特に、学校現場における心の教育の重要性は高まっており、この動画教材を通じて教師自身の精神的健康も促すことを目指します。また、2021年度には実践校を200校目指す計画があるなど、意欲的な展開が期待されています。教育現場にかかるストレスや負担を軽減し、子どもたちが安心して学べる環境の整備が急務とされています。

お問い合わせ


「がっこうヨガ推進委員会」では、さらなる情報や取材の受付を行っています。興味のある方は、是非ご連絡ください。担当者の太田千瑞氏が詳しくお応えいたします。 ご連絡をお待ちしております。

  • - 団体名:がっこうヨガ推進委員会
  • - 担当者名:太田千瑞
  • - TEL:080-1091-4406
  • - Email:[email protected]

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会社名
がっこうヨガ推進委員会
住所
東京都練馬区春日町6-10-16
電話番号
080-1091-4406

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