ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが環境問題に果敢に挑む
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)が新たに始めた取り組みは、パーク内の人気アトラクション「JAWS」ボートツアーの運行をバイオ燃料で行うという画期的なものです。2024年11月22日より、新たなCSRスローガン「LOVE HAS NO LIMIT」を掲げ、笑顔あふれる未来を創造するため、パーク内のレストランで発生する廃食油を利用して生成したバイオディーゼル燃料を使用開始しました。
廃食油の利用から生まれる新たなエネルギー
USJでは、年間約189トンの食用油が使用されており、その廃油からは約80%がバイオディーゼル燃料に生まれ変わります。最初の運航に参加したゲストたちは、実際にこの再生エネルギーを利用したボートツアーの体験を楽しみました。使用されるバイオディーゼル燃料は、軽油と混合して使用されており、年間のCO2削減量は17トンに達します。これは、約1976本の杉の木が1年間に吸収するCO2の量に相当します。
この取り組みは、単に遊びを楽しむだけでなく、環境保護を考える機会にもなっています。
循環型社会推進プロジェクト
「循環型社会推進プロジェクト」は、USJがCSRスローガンのもとに展開する重要な取り組みです。限られた資源を最大限活用し、環境負荷の軽減を目的としたこのプロジェクトでは、様々な施策が進行中です。たとえば、生ごみを液肥として活用する取り組みが始まっており、調理過程で生じる食品廃棄物を減らすため、生ゴミ処理機を導入しています。
まあ、少しでも無駄を省くために生ごみを粉砕し、信濃飲み水として役立てる試みが進んでいます。将来的には、この液肥をパーク内の植物に活用することが目指されています。
また、工事で使われるシートをアップサイクルし、バッグとして再利用する試みも行っています。これにより、環境への負荷を軽減しながら、パークの世界観を守る工夫がされています。
LOVE HAS NO LIMIT チャリティ・プロジェクト
USJは、未来の子供たちのための笑顔あふれる社会を作るために、「LOVE HAS NO LIMIT」というチャリティプロジェクトを立ち上げました。このプロジェクトでは、ゲストが楽しくパークを訪れながら、チャリティ活動に参加できるように工夫されています。2024年4月に発表されたこのスローガンのもと、過去の収益の一部を寄付に充てる「LOVE HAS NO LIMIT チャリティTシャツ」が、2024年8月から販売されます。
終わりに
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは、エンターテイメントだけでなく、環境保護にも力を入れています。これからも多くの人々に楽しい体験を提供しながら、循環型社会の実現に向けた一歩を踏み出していくことでしょう。新しい試みがどのように進化していくのか、目が離せません。