カレーショックとは何か
2025年、日本のカレーライスの物価が大幅に上昇し、平均で349円に達しました。この価格は前年の302円から47円上昇したもので、過去4年間連続して上昇しています。特に注目すべきは、10年前と比較すると98円、つまり約40%の価格上昇を記録しています。
背景にある要因
このカレーショックの影響を受けた主な要因は、米や野菜をはじめとする原材料の価格上昇です。2025年のカレーライスの物価は、特にニンジン、ジャガイモ、タマネギなどの主要材料に影響を受けています。これらの野菜は、冬場の低温や夏場の猛暑により収量が減少し、平年を大きく上回る高値が続いています。また、輸入牛豚肉の価格も円安や米国産の価格上昇に引きずられ、全体的な値上がりを招く要因となっています。
食卓に与える影響
特にカレーライスの価格は、コメの動向に大きく左右されます。2025年産の新米が高値で取引され、特にコシヒカリなどの人気銘柄が影響を受けて値上がりしています。5月にピークを迎えた時は、備蓄米の流通量が増えることでコメ価格が一時的に下がりましたが、秋以降は再び上昇に転じ、9月には初めて1食あたり350円を突破しました。
12月には4カ月連続で月間最高値を更新し、369円に達しました。このことからも、食卓への影響がどれほど深刻であるかが分かります。
メニュー別の価格動向
各メニュー別に見てみると、「国産ビーフカレー」と「シーフードカレー」がそれぞれ581円と503円と高値になっています。最安値は「チキンカレー」の216円ですが、それでも飼料価格の高騰や鳥インフルエンザの影響で200円を超えてしまいました。
特に、チキンカレーは前年同月からの値上げ率が23.5%に達し、大きな影響を受けていることが分かります。一方で、国産食材を使用したカレーは、相対的に割安感を持つ傾向が見えています。
今後の見通し
東京都区部の物価動向を基にした2026年の予測では、1食あたりのカレーライス物価が370円台に達する見込みです。これは2015年以降での最高水準で、「令和のコメ騒動」と揶揄される状況を上回るものです。
コメや野菜の価格は今後も上昇が続くと見込まれ、高値圏で推移することが予測されています。これに伴って、カレーライスの物価もさらなる上昇が見込まれており、過去最高値の水準での推移が続く可能性が高いです。
カレーライス物価指数は、2020年の基準から見ると134.8に達し、130台に到達したのは初めてのことです。特に輸入ビーフカレーやチキンカレーでの値上がりが顕著なことが示されています。
結論
カレーは日本の食文化に欠かせない料理ですが、その価格動向は多くの人々にとって重要な問題です。今後も価格上昇が続く可能性があるため、家庭での料理や外食時にどのように影響が出るか、注意が必要です。今後のカレー物価の動向から目が離せません。