株式会社電通PRコンサルティングは、国際的なPR業界賞「ゴールデン・ワールド・アワーズ・フォー・エクセレンス(GWA)」で、2つの部門最優秀賞を受賞しました。受賞したのは、同社と株式会社電通がサポートした日本経済新聞社のプロジェクト「LIONS GOOD NEWS 2024」です。
このプロジェクトは、世界最大の広告クリエイティブの祭典「カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバル」の日本事務局を担う日本経済新聞社が、その活動の一環として2020年から運営している情報ウェブサイトです。
「LIONS GOOD NEWS」では、カンヌライオンズの受賞事例からトレンドを抽出し、主要なアイデアを分かりやすく共有しています。特に2023年には、日本に拠点を置く100以上のNPOを対象にコミュニケーション上の課題を調査。その結果、多くの団体が「狙った人に情報が届かない」という課題を抱えていることが明らかになりました。
この課題解決に向けて、日本経済新聞社は「LIONS GOOD NEWS 2024」で、コミュニケーション戦略策定の参考となるカンヌライオンズの受賞事例動画を日本語字幕入りで紹介するなど、具体的なアイデアを提示しています。さらに、東京大学の協力のもと、AIを活用したシステムを構築し、事例を自動的に体系化して提示する機能も導入しました。
これらの取り組みが評価され、GWAの「Digital creativity」部門と「Publications」部門で最優秀賞を受賞。電通PRコンサルティングは、クライアントと共にソーシャルイノベーションへの貢献を目指しており、今回の受賞は、同社のPR戦略の有効性を示すものと言えるでしょう。
GWAは1990年に創設され、今年で34回目を迎えました。世界45カ国からエントリーがあり、世界から選ばれた48人のPR専門家によって審査されました。部門最優秀賞の中から選ばれる最高賞グランプリ、グローバル貢献賞(Global Contribution Award)は、10月18日にセルビアのベオグラードで開催される授賞式で発表される予定です。