ボストン・サイエンティフィックが誇る新カテーテル
ボストン・サイエンティフィック ジャパン株式会社は、心房細動(AF)治療に用いる「FARAWAVE™ カテーテル」が2025年度のグッドデザイン賞を受賞したことを発表しました。この製品は、FARAPULSE™ パルスフィールドアブレーション(PFA)システムの一部として開発され、医療現場における使いやすさが高く評価されています。
FARAWAVE™ カテーテルとは
「FARAWAVE™ PFAカテーテル」は、心房細動の治療手技で利用される特殊なカテーテルです。主な用途としては、肺静脈隔離を行うためのカテーテルアブレーションが挙げられます。製品の医療機器承認番号は30600BZX00197000であり、業界内での信頼性も証明されています。
特に注目すべきは、このカテーテルが手技を効率的にサポートするためのデザインに重点を置いている点です。形状の変更がスムーズで、視認性にも優れたデザインは医師が手を動かす際の安定感を提供し、治療全体のリズムを妨げないよう工夫されています。
受賞についてのコメント
ボストン・サイエンティフィック ジャパンの代表取締役社長森川智之は、「このたびの受賞は、私たちが患者さんにとってより安全で効率的な治療を追求している姿勢が評価された結果だと受け止めています。FARAPULSE™ PFAシステムは、医療の現場の声に寄り添い、安心して使えるデザインを追求して生まれた結果です」と述べています。
また、同社は今後も「Advancing science for life」の理念に基づき、日本の医療に新たな価値を提供していく意向を示しています。
審査委員の評価
審査委員は、「FARAWAVE™ カテーテル」が心房細動治療において画期的な解決を提供している点が印象深いと評価しました。従来の熱を用いた治療法とは異なり、このデバイスは電気パルスを利用して心筋組織に直接作用するため、安全性と効率性の両方が向上することが期待されています。
また、ユーザビリティ面でも高い操作性と視認性が実現されており、ボストン・サイエンティフィックが長年にわたり培ってきた科学技術や現場での知見が巧みにデザインに反映されています。
グッドデザイン展での展示
この受賞作は、東京・六本木の東京ミッドタウンで2025年11月1日から5日まで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」にて展示される予定です。詳細はグッドデザイン賞の公式サイトを訪れると良いでしょう。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に創設された、優れたデザインを評価・推奨する日本を代表する制度です。製品やサービスなど、さまざまな分野で社会や暮らしの質の向上に寄与するデザインを顕彰しています。受賞作品には「Gマーク」という優れたデザインの象徴が付与され、広く認知されています。
企業としての今後の展望
ボストン・サイエンティフィックは、グローバルにおいて医療テクノロジーのリーダーとして、40年以上にわたり革新的な医療ソリューションを提供してきました。同社は心血管疾患や不整脈、心不全、末梢血管疾患など、多岐にわたる医療分野で患者さんの健康を向上させ、生活の質を改善するために引き続き努力していくとしています。
詳細な情報は、ボストン・サイエンティフィックの公式サイト(
https://www.bostonscientific.jp)をご覧ください。