新感覚の宿泊体験！長野県阿智村に木造ヴィラ誕生

神秘の星空と木の温もりを味わう特別な宿泊体験

長野県の阿智村は、「日本一の星空」として知られる地域です。その中で、新たに誕生した「mökki STARDUST GLAMPING achi village」は、満点の星空とともに木の魅力を体感できる注目の宿泊施設です。ここでは、岐阜県産の木材を使用した2棟のプライベートヴィラが新たにオープンし、訪れる宿泊客に特別な体験を提供しています。

木造ヴィラの特徴と魅力

このヴィラは、延床面積218.81㎡（約33坪）で、2階建ての構造を持ち、年間に約2,300人の宿泊に対応可能です。この施設は、特にファミリーやカップルのニーズに配慮して設計されています。使用されている木材は、岐阜県産の正角材を利用した「重ね梁BP材」で、この技術により、木材の強度と流通性が高められています。また、床面には杉板を用いた「斜め板張り工法」が採用され、木の質感を存分に感じることができます。

自然と技術の融合

このプロジェクトは、地元岐阜県の資源を利用し、全国、さらには海外に向けて発信するモデルケースでもあります。重ね材に使用される技術は、湿式と乾式の両方を取り入れたもので、一部はすでに国の大臣認定を受けるなど、実用化に期待がかかります。このように、地域資源の活用は地元の木材産業にとっても大きな意義があります。

上質な滞在と星空を楽しむ

mökki STARDUST GLAMPING achi villageでは、国内外から多くの訪問者を迎え入れています。2024年には、年間稼働率が約90％に上昇する見込みで、その中で約40％が関東圏、30％が東海圏の利用者で、さらに海外からの来訪者も増加しています。宿泊中には、木を「見て・触れて・体感する」機会が多く、来訪者に木の持つ魅力と安心感を伝えています。また、内部は岐阜県の認証材を85%以上使用し、匂いや視覚的な楽しみが得られる設計となっています。

未来のオープンに向けて

2025年の7月には、プレオープン見学会も企画されており、業界関係者や一般の来場者に向けて広く情報を発信していく予定です。SNSやメディアと連携し、岐阜県産材の普及拠点としての役割も果たすことを目指しています。阿智村の美しい星空と岐阜の木材を巧みに融合させたこの新しい宿泊施設は、地域の魅力を再発見する旅の起点となりそうです。