ウッドプラスチックテクノロジー、リサイクルPPバンド比率50％超の新たな挑戦

リサイクルPPバンドの影響がますます高まる

株式会社ウッドプラスチックテクノロジー傘下のグリーンプラ株式会社が、2024年8月にリサイクル素材を使用したPPバンドの販売比率が初めて50％を超えたことを発表しました。この変化は、業界全体におけるリサイクル素材の利用促進の一環となることが期待されます。

環境に優しい新製品の開発

当社は従来バージン素材のPPバンドを主に製造・販売してきました。しかし、環境への配慮から、リサイクル素材を活用した「グリーンライトバンド」を開発し、2016年にはエコマークアワードを受賞するなど、業界において注目を集めています。

グリーンライトバンドは、使用済みのPPバンドを回収し、再生可能な原料へと加工し、新たにPPバンドへと生まれ変わらせる製品です。この仕組みを一部の製品で実現することにより、環境負荷の軽減を図っています。

新工場の設立と生産強化

グリーンプラ株式会社は、2019年に大分に新工場を設立し、2023年には新潟にも新工場を新設。これにより、リサイクル商品の生産能力を大幅に向上させました。その結果、グリーンライトバンドの販売比率は約54％となり、全PPバンド販売数量の内訳において初めて50％を超える成果を上げました。これまで再生材料としての利用が難しいとされていたポストコンシューマー材の有効活用は、再生可能な製品作りの新たな可能性を示しています。

グリーン購入法への適合

グリーンライトバンドは、ポストコンシューマー材を25％以上含む製品であり、エコマークの取得条件を満たす唯一のPPバンドです。これにより、持続可能な資源の利用促進に寄与し、環境保護に対する意識の高まりと相まって、消費者からの支持も増しています。

今後の展望

グリーンプラ株式会社は、引き続きグリーンライトバンドの普及を進め、PPバンド製品の水平リサイクル「band to band」を確立することを目指しています。業界全体の持続可能性向上に向けた取り組みは、今後も続きます。私たちの生活の中でも、環境意識を持った商品の選択は重要。グリーンプラの活動は、より良い未来へのステップとなるでしょう。