手洗い判定システム
2020-07-09 10:20:01
AI技術を駆使した手洗い動作判定システムの新展開
AI技術を活用した新しい手洗い動作判定システム
私たちが生活する中で、手洗いは非常に重要な衛生習慣です。特に細菌やウイルス感染への対策として、正しい手洗いは欠かせません。食品業界では2020年6月に施行された食品衛生法の改正により、HACCP(ハサップ)に基づいた衛生管理の導入が求められています。正しい手洗いを実施することで、食の安全性を高めることが期待されているのです。
コンテックによる新技術の発表
この度、株式会社コンテックは、AI技術を用いた手洗い動作の判定に関する新たなシステムを開発しました。このシステムでは、3Dカメラを活用したリアルタイム映像を基に、手洗いの正しい動作を96%の精度で判定することが可能です。特に、厚生労働省が推奨する「正しい手の洗い方 6ステップ」に基づいて、各段階での洗浄が適切に行われているかを監視します。
この技術は、コントロールが難しい消毒液やハンドソープを使用した手洗いや、流水状況においても高精度の判定を行うことができ、これまでの画像処理技術では難しかった課題を克服しました。
実用化の意義
コンテックのこの技術は、飲食店、食品工場、医療機関など各現場において手洗いの実施を徹底することを可能にします。これにより、手洗いの実施漏れを防ぐことや監視員の作業負担を軽減するなど、現場の効率化にも寄与します。感染症の予防や食の安全確保において、画期的な一歩といえるのです。
実証実験のパートナー募集
現在、コンテックではこの手洗い判定技術を実証するためのフィールドパートナーを募っています。興味がある企業やシステムインテグレータに対して、必要なシステム構成を助ける準備も整っています。特に、食品工場や飲食店、宿泊施設における衛生管理システムとしての導入が考えられています。
衛生管理システムの進化
提案される衛生管理システムでは、厚生労働省推奨の「正しい手の洗い方 6ステップ」に基づく手洗い設備のアップグレードが可能です。このシステムは、自動判定を行うことで運用コストを大幅に削減し、効果的な衛生管理を実現します。
さらに、顔認識技術を活用した衛生管理記録システムや、手洗いを促すガイダンス表示付きシステムなど、幅広い機能が搭載される予定です。これにより、従業員や学生に対して正しい手洗い手順を教育するツールとしての活用も期待されています。
コンテックは、基幹情報システムと連携が可能な総合システムの構築を目指し、様々な業種での実用化を進めています。生産計画や品質管理と連携し、効率的な運営ができるという点でも注目されています。
会社概要
株式会社コンテックは1975年に設立され、産業用機器を手がける総合メーカーです。大阪を拠点に、多様な技術と製品を提供し、世界的なパイオニアとして業界をリードしています。AIを活用した新技術の開発により、安全で快適な生活環境の提供に貢献することが目標です。
会社情報
- 会社名
-
株式会社コンテック
- 住所
- 大阪府大阪市西淀川区姫里3-9-31
- 電話番号
-
06-6472-7130