ヨドコウ、エッジAI実験
2025-01-17 10:24:22

エッジAIカメラがヨドコウ桜スタジアムの未来を変える実証実験を開始

エッジAIカメラが変えるスタジアム体験



2021年のリニューアルオープン以来、ヨドコウ桜スタジアムはサッカーやラグビー、アメフトなど様々なスポーツイベントを通じて年間32万人以上の来場者を迎え入れています。しかし、その運営には多くの課題が存在し、来場者一人一人に向けた新しい体験の提供が求められています。そこで、Idein株式会社と伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)、さらに一般社団法人セレッソ大阪スポーツクラブというパートナーが共同で、最先端のエッジAIカメラソリューションを用いた実証実験を実施することになりました。

エッジAIカメラ「ai cast」とActcast



この実証実験では、IdeinのエッジAIカメラ「ai cast」と、同社が運営するエッジAIプラットフォーム「Actcast」が登場します。「ai cast」は、リアルタイムでデータを処理する高性能なエッジAIカメラであり、デバイス内で顔認証や動線推定を行う能力があります。一方で「Actcast」は、さまざまなAIサービスを低コストで迅速に導入するためのプラットフォームです。この2つが連携することで、より高精度な分析や施策の展開が可能となります。

実証実験の狙い



この実証実験の最大の目的は、スタジアム内の来場者数や属性情報をリアルタイムに収集・分析し、それに基づいて運営課題を可視化することです。入場者の人数や年代、性別を判別し、視覚的なデータ分析を通じて、来場者の流れや傾向を把握します。これにより、物販やフードメニューの最適化が図られ、新たな顧客体験を創出するための施策が検討される予定です。

また、来場者数の増加や混雑時の安全性を考慮した施策も進行中です。モニタリングによって危険な状況や混雑具合をリアルタイムで把握し、運営スタッフが迅速に対応できる体制を整えることが狙いです。これにより、顧客の満足度向上にも寄与します。

CTCの支援とDXの推進



CTCでは、イベント会場での人流データの可視化や集客分析など、IdeinのエッジAIカメラを用いたシステム構築の実績が多数あります。今回の実証実験においても、適切な環境構築や運用支援、データ利活用の策定などを担当し、ヨドコウ桜スタジアムのデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援します。

プライバシーへの配慮



収集するデータは、個人が特定できないテキストデータとしてクラウドに安全に保存されます。これにより、プライバシーを遵守しつつ、実用的なデータの利活用を可能にしています。また、IdeinのエッジAIは必要最小限の情報のみをクラウド上に送信するため、機密情報の漏洩にも配慮されています。

将来的な展望



今回の実証実験によって、ヨドコウ桜スタジアムは新たな顧客体験を提供するための重要なステップを踏み出しました。エッジAI技術を用いることで、スタジアムの運営はよりスマートに、より安全に進化を遂げることでしょう。IdeinとCTCのコラボレーションを通じて、今後もスポーツ観戦の未来を切り開く新たな施策に期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
Idein株式会社
住所
東京都千代田区神田神保町1-4-13
電話番号

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