ロッテのマテリアルリサイクル
2024-10-10 13:19:03

株式会社ロッテがガムボトルラベルのマテリアルリサイクルを開始し循環型社会へ貢献

ガムボトルに使用するラベル台紙のマテリアルリサイクルが始まります



株式会社ロッテは、新たにキシリトールガムファミリーボトルなどに使われるラベル台紙のマテリアルリサイクルを開始したことを発表しました。この取り組みは、森林資源の持続的な利用やCO2削減を目指し、環境に優しい社会の実現を目指しています。

マテリアルリサイクルとは?


マテリアルリサイクルは、不要になった廃棄物を新しい製品の材料として再利用する手法です。ロッテは、一般社団法人ラベル循環協会(J-ECOL)の支援を受けて、従来焼却処分されていたラベル台紙を適切に回収・処理し、資源として循環させる仕組み作りを進めています。

日本の古紙回収率と課題


日本では、古紙の回収率が81.6%と高い水準にある一方で、一部の紙廃棄物は「禁忌品」とされるため、焼却処分されるケースが多いのが現状です。特に、ラベル台紙は粘着剤が含まれるため、その再生が難しく、今までロッテも産業廃棄物として処理していました。これにより、有効利用できていない資源があったのです。

環境への配慮と新たな取り組み


ロッテは、製品のパッケージには環境への配慮を重視しており、機能性を保ちながらも紙やプラスチックの使用量を減らすことを目指しています。これに加え、退役した包装資材をうまく活用することで、循環型社会の実現に貢献していきたいと考えています。

クローズドリサイクルの実施


ロッテは、浦和工場で排出される段ボールのクローズドリサイクルを2023年から行っています。クローズドリサイクルとは、自社で発生した廃棄物を回収・再資源化し、自社製品に再利用するプロセスです。この取り組みにより、無駄な廃棄物を削減し、効率的な資源活用が進められています。

紙製容器包装のリサイクル活動


また、ロッテは2023年よりトキワ松学園中学校高等学校にリサイクル回収箱を設置し、紙製容器包装のリサイクルを促進しています。回収された容器は再利用され、後日トイレットペーパーとして寄贈される計画です。これにより、学生たちのリサイクル意識を高めるだけでなく、実際に再利用される成果も見込まれています。

未来への展望


ロッテは、持続可能な成長を目指し、環境に優しい製品開発を続けています。ラベル台紙のマテリアルリサイクルは、今後の循環型社会への大きな一歩となるでしょう。環境保護活動に積極的に取り組みながら、ロッテは今後もさらなる取り組みを進めていきます。


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会社情報

会社名
株式会社ロッテ
住所
東京都新宿区西新宿3-20-1
電話番号

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