売れるネット広告社グループ、TikTok動画広告の定常運用を開始
売れるネット広告社グループ株式会社(本社:福岡県福岡市)は、動画クリエイティブのモジュール化を活用し、今までスポット的な運用中心だったTikTok広告を定常運用に移行しました。これにより、常時配信や週次検証、月次スケールの運用設計を実現し、媒体横断的な学習スピードが向上します。
背景
動画広告の運用において、画像と同様にモジュール化によるテンプレート化と差分量産の導入が進む中、売れるネット広告社では生成AIと編集テンプレートを使用し、制作リードタイムの短縮を達成しました。これにより、検証のための本数確保が可能になり、TikTok広告においても「都度配信」から「常時配信」へとモデルを切り替えることが実現しました。
配信設計の見直し
定常運用に乗せることで、以下のような取り組みが進んでいます。
1.
常時配信:広告を年間を通じて継続的に配信し、アルゴリズム学習を確立します。
2.
週次検証:毎週、広告の冒頭部分や字幕密度、CTAの配置などを変更し、ABテストを実施します。
3.
スケールの拡大:勝ちパターンを見つけて横展開し、予算、ターゲット、季節に応じた訴求を行います。
4.
クリエイティブのモジュール化:オープニングや証拠(レビュー、実績)、ベネフィット、CTAをブロック化し、高速に新作を供給します。
5.
計測と可視化:CTR、CVR、CPIなどの媒体指標に加え、CPA、ROASなどを統一ダッシュボードに集約します。
6.
ガバナンス:薬機法や医療広告ガイドライン、景表法に準拠した表現辞書と人手承認フローを運用し、音源やフォントの権利確認を行います。
今後の展望
この新しい運用モデルに基づき、売れるネット広告社はTikTokでの常時配信と週次検証をD2C市場(化粧品・健康食品)から、日用品医療脱毛や医療・クリニックの領域へと広げていく予定です。さらに、Spark Adsや縦型動画のテンプレートも拡充させていく計画です。
この新しい取り組みにより、広告効果を最大化し、収益性を向上させることが期待されています。
この施策は2026年7月期の連結業績にもプラスの影響を与える見込みです。