株式会社クライドは、訪日旅行者をターゲットにしたDSPサービス「WABITABI」において、特許を取得しました。この特許は、広告配信における「各ユーザの移動情報」に関するもので、旅行者の正確な判別が可能になることを意味しています。特に、WABITABIを使えば、在日外国人を除外し、旅行中の外国人のみをターゲットとして広告を配信できる新しい手法が確立されました。
特許技術の裏側
この特許技術により、クライドは訪日旅行者を正確に特定することができます。従来の広告は、ユーザの居住地に基づく情報を基にしており、旅行者かどうかを判断するのは難しいものでした。しかし、WABITABIでは、国やエリアを指定して広告を表示できるため、例えば「英語圏の旅行者向けに東京都で広告を配信」といった具体的な戦略が可能です。
無償来訪計測レポートの導入
さらに、もう1つの大きなニュースは、広告主向けに無償の来訪計測レポートが提供開始されるということです。これにより、様々な企業や団体が訪日インバウンドプロモーションの効果を可視化し、次の戦略に活かすことが可能になります。従来は測定手段が限られ、効果測定が難しい領域でしたが、この新機能の実装によって、その壁が取り払われました。
WABITABIの特長とは
WABITABIは、訪日旅行者集客に特化した広告プラットフォームです。旅前や旅中の様々なタイミングで、ユーザのパソコンやスマートフォンに広告を配信します。特に、訪日インバウンド情報に関連するデータやアプリ利用データを駆使して、より的確な広告を届けることができる点が大きな魅力です。また、このサービスは小売業や宿泊業、娯楽業、金融業など、幅広い分野に対応しており、実績も豊富です。
クライアントの多様性
実際にWABITABIを使用しているクライアントは多様です。ショッピングモールや百貨店、ホテルや旅館、博物館などの娯楽施設に加え、クレジットカード会社や地方自治体といった、様々な業界がこの新技術の恩恵を受けています。
まとめ
このように、株式会社クライドが提供するWABITABIは、訪日旅行者の集客に特化した広告サービスであり、特許技術を活用した新しい広告配信の可能性を切り拓いています。また、無償の来訪計測レポートの導入により、企業は自らのプロモーションの効果をより高く向上させることが期待できます。今後ますますインバウンド市場が成長していく中、WABITABIが果たす役割は一層大きくなることでしょう。