株式会社グリングリン、ベビーリーフの自動計量包装機を導入
株式会社グリングリンは、2024年7月に新たにベビーリーフの自動計量包装機を導入し、量販店向けの大量小分け発注に対応しました。この新しい設備は、安定した供給体制を確立するための重要なステップとなります。
自動計量包装機の特徴
自動計量包装機は14個のトレイにベビーリーフを投入した後、自動的に計量を行い、それぞれのトレイを合算して最適な組み合わせで排出します。このシステムを用いることで、最小限の誤差で設定された重量をクリアしたもののみが自動包装に投入され、効率的な小分け包装が実現されます。また、包装後のパッケージはコンベアで金属探知機を通過し、再度計量を行った後に箱詰めされます。
新型水耕栽培プラントの導入
グリングリンは2021年に稼働した水耕栽培プラントにおいて、ますます厳しさを増す異常気象に対処するため、様々な対策を講じています。具体的には、夏の高温対策として、室内換気システムや大型冷水チラーを導入し、栽培環境の冷却を行う他、冬季の低温対策として強力なボイラーを4台設置し、成長を促進しています。
異常気象への取り組み
昨今の異常気象の影響で、葉物野菜の生育環境は厳しくなっています。特に高温や高湿度の夏季や台風シーズンでは、葉物野菜の生育状態が悪化し、市場相場が上昇することが常となっています。しかし、新型プラントでは温度センサーや日射センサーを駆使し、環境を自動的に調整することで、野菜の生長に最適な条件を保っています。また、防虫ネットの設置などで害虫の侵入を防ぐ対策も行われています。
結論
グリングリンの新たな自動計量包装機の導入と新型水耕栽培プラントの運用により、安定したベビーリーフの供給が期待されます。異常気象への対策が進む中で、今後の生産効率の向上が見込まれており、安定的な野菜供給市場の形成に貢献するでしょう。さらなる発展が期待されるグリングリンの取り組みに、今後も注目したいところです。