株式会社シングラが5月9日に発表したインバウンド向けの動画制作サービス『MOVAND(モバンド)』は、企業や自治体の訪日外国人に対するPR活動を総合的に支援する新しい取り組みです。今回のサービス開始は、日本の観光立国の実現に向けての重要な一歩として注目を集めています。
1. サービス開始の背景
2016年に行われた「明日の日本を支える観光ビジョン構想会議」では、訪日外国人の数を2020年までに4000万人に引き上げるという目標が掲げられました。このような背景から、日本の魅力を対外的にもっと強く発信する必要があります。MOVANDは、この課題を解決するために開発されました。
2. MOVANDの特徴
『MOVAND』は『Spirited Perspective(気鋭の視点)』をコンセプトに掲げ、映像の質や訴求力に重点を置いています。具体的には、次のような特徴があります。
- - 映像制作においては、独自の「オリエンテーションシート」を使用します。これにより、最適な映像クリエイターや制作会社を提案し、質の高い映像を生み出します。
- - 海外の広告賞を受賞したクリエイターが企画・演出を手掛け、最新の技術を用いた多様な映像表現でアプローチします。
- - マーケティングとプロモーションにおいては、国内外の最新トレンドをリサーチし、留学生のネットワークを利用した調査を行います。これにより、海外の視点からニーズを把握し、効果的なプロモーションが可能となります。
3. パートナーシップと専門性
株式会社シングラは、株式会社コネクトラボと手を組み、MOVANDの事業開発と動画制作体制を構築しました。古川琢也氏がゼネラルプロデューサーに就任し、サービスの全体監修を行っています。また、中村好明氏が総合監修を務めることで、インバウンドビジネスの豊富な知見を活かしたコンテンツ制作が期待できます。
4. MOVANDの思い
「訪日外国人の数は増加しているものの、日本の魅力がちゃんと伝わっていない」との思いから、MOVANDは「日本の文化を知ってもらう」映像制作を開始しました。各地を巡って撮影し、心を動かす映像を通じて、国際的に日本の魅力を発信します。この取り組みが、日本の元気に繋がることを願っています。
5. 支援と寄付活動
MOVANDの売上の一部は、日本赤十字社を通じて、熊本地震と東日本大震災の被災地に寄付されます。地域の活性化と日本の魅力の発信力強化に向けて、MOVANDはその責任を果たしていきますよ。
詳しくは、
MOVANDの公式サイトをご覧ください。