株式会社スマートプラスが新サービスを開始
株式会社スマートプラス(東京・千代田区)は、証券取引プラットフォーム「Digital Wealth Manager(DWM)」に債券投資支援サービス「DWM Bond Navigator」を2025年10月2日より搭載することを発表しました。この新サービスは、IFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)や保険代理店などに対し、債券投資の提案を効率化し、より専門的なサポートを提供することを目的としています。
背景となる市場環境
最近の日本では、債券投資のニーズが非常に高まっています。特に、相対的に高い利回りが期待できる外国債券への関心が強まり、来年より施行される新NISA制度に伴い、多くの個人投資家が株式や投資信託に加えて、国際分散投資を行いたいと考えるようになっています。
しかし、IFA事業者や保険代理店が債券投資を提案するには、高度な専門知識と最新の市場情報が必要で、時間もかかってしまうという課題があります。そのため、スマートプラスはこの問題を解決を目指し、DWMを使用する事業者に向けた“DWM Bond Navigator”を開発しました。
DWM Bond Navigatorの概要
「DWM Bond Navigator」は、債券投資に必要な情報収集から分析、提案までを包括的にサポートします。最新のAI技術と金融専門の知見を融合させ、これまで限られた大規模金融機関しか提供できなかった専門的な債券投資支援をすべてのDWM利用事業者に供給します。
主要機能1:債券専門レポートの定期配信
このサービスでは、当社のアナリストチームが海外市場の動向を分析した専門レポートを週に2回配信します。このレポートには、米国を始めとする主要国の金融政策や市場への影響、注目の債券の詳細分析が含まれており、事業者は顧客への情報提供や投資提案の裏付け資料として活用できます。
主要機能2:保有債券診断機能
「DWM Bond Navigator」では、顧客が保有する債券ポートフォリオをAI技術を利用して多角的に分析します。この診断機能により、リスク分散状況や収益性、流動性リスクなどを評価し、自動的に提案を生成することが可能になります。これにより、DWMを利用する事業者は、より効率的に顧客への提案書を準備できるようになります。
提供する価値
「DWM Bond Navigator」は、業務効率の向上、提案力の強化、収益機会の拡大、差別化要因の獲得を通じて、DWMを利用する事業者に対し大きな価値を提供します。特に、中小規模の事業者にとっても高い専門性を持った債券投資サービスを提供できることは、競合他社との差別化に繋がります。
今後の展開
株式会社スマートプラスは、今後IFA事業者向けのパートナーシップ戦略を強化し、特に富裕層や経営者向けに高度な金融サービスを提供するIFA事業者との連携を深めることを目指しています。これにより、DWMを通じた高品質な資産運用サービスの普及を促進します。
DWMについて
DWMは、スマートプラスが提供する証券取引プラットフォームで、多くの仲介業者が迅速かつ容易に証券サービスを構築・提供できるようにするものです。契約締結後、わずか2週間ほどでサービスを開始可能であり、投資信託や債券の取引機能も揃っています。
このように、DWMの活用は事業者にとって新たな収益機会を生むだけでなく、顧客に対してもより高い付加価値を提供するものです。