地域の力を結集した「大谷ガチャ」
能登半島地震の影響で、多くの人々が心に傷を負っています。その中で現れた新たな希望が、珠洲市立大谷小中学校の児童生徒による「大谷ガチャ」です。このプロジェクトは、地域の素材を利用した手作り商品をガチャガチャの形式で販売し、その収益を能登半島の復興支援に寄付するというものです。
自ら立ち上がる子どもたち
珠洲市立大谷小中学校は、震災後に児童生徒が5名に減少しました。そうした中でも、彼らは「私たちにできることは何か?」を考え、「大谷地区の魅力を広めるために、地域独自の製品を使ったガチャガチャを作ろう」と立ち上がりました。そのプロセスには、教職員のサポートやプロボノとして参加したクリエイターたちの助けもありました。
商品紹介とイベント情報
「大谷ガチャ」から生まれた「OHTANI CHARM(大谷チャーム)」は、地元の特産品や手作りアイテムを含んだ商品です。その種類は全4種で、各500円で販売されます。商品は、シーグラス、貝殻、古代米を活用したアクセサリーや、大谷産の揚浜の塩など、多岐にわたり、地域の魅力を伝えています。
この商品は、2024年9月22日に珠洲市で開催される「珠洲 心の復興マルシェAkaAka」で初めて販売される予定です。イベントは正院小学校前に設置され、入場は無料です。主催は珠洲復興マルシェ実行委員会で、販売目標数は500個。さらに、販売が好調であれば追加販売の可能性もあります。
共感を呼びかける
また、「大谷ガチャ」を設置・販売できる企業や団体を募集中です。石川県内外を問わず、このプロジェクトに共感する企業や学校、団体があれば、ぜひ問い合わせをしてほしいとのことです。お問い合わせは、
[email protected]まで。
応援企業の存在
このプロジェクトを支援しているのは、東京都の二社、株式会社アドビジョン銀座と一般社団法人2025PROJECTです。彼らは、ガチャガチャ本体とカプセルを寄贈し、子どもたちが作った商品の販売を手助けをしています。
繋がる思い
「OHTANI CHARM」には、「私たちが愛する大谷の魅力が、あなたのお守りになりますように」という願いが込められています。このプロジェクトは、震災からの復興だけでなく、地域の未来を担う子どもたちの成長を見守るものでもあります。参加者や支援者の皆様にとっても、地域の絆を深めるチャンスです。ぜひ、参加して応援してあげてください。