日清のどん兵衛、50年の進化を辿る。
2026年8月に日清のどん兵衛が50周年を迎える。この節目を祝し、発売当時の味わいを再現した「日清のどん兵衛 きつねうどん クラシック」(東西限定)と「日清のどん兵衛 天ぷらそば クラシック」が2026年3月30日より販売される。これを機に、「どん兵衛」の誕生からの歩みと進化を振り返ってみよう。
本格的な一杯への挑戦
1976年に初めて誕生した「どん兵衛」は、以来、品質を重視し続けてきた。特に、つゆ、麺、具材の進化は尽きることがない。特筆すべきはそのつゆ。地域ごとの差を重視し、東日本と西日本で異なるだしを用意してきた。2009年には北海道限定として、札幌日清千歳工場で製造した「北のどん兵衛」が登場。さらに、毎年東西の味を比較できる商品も発売し、地域の味を大切にしている。
麺についても、「どん兵衛」はその品質にこだわり、初期はウェーブ麺を使用していたが、2008年にはストレート麺へと進化した。そして、2010年には分厚くもっちりとした三層ストレート麺に改善された。具材についても同様で、1991年以降は、大豆100%のおあげを採用し、1992年からは天ぷらが「さきいれ」から「あと乗せ」へ変更されている。2002年以降は、地域ごとに具材の味付けを分け、東日本向けにはかつお節、西日本向けにはかつお節と昆布の両方を使用した。
こうした改良を経て、2024年にはすべての要素を地域ごとに分けた「ぜんぶ東西分け」が実現した。
50年目の新たな挑戦「どん兵衛 クラシック」
「どん兵衛」はこれまで進化を続けてきたが、50周年を迎えるにあたり、原点である当時の味を再現するという挑戦が始まった。日清食品では過去にパッケージを復刻した例はあるものの、味そのものを再現する試みは初めて。社内で重ねた議論を経て、過去と現在を比較できるものを作るという思いから「日清のどん兵衛 クラシック」3品が誕生した。
開発の舞台裏
当時の味わいを知る社員は少なく、まずは昔の資料を探すところから始まった。研究所に保管されていた貴重な資料を2カ月かけて確認し、過去のレシピを見つけ出した。しかし、それを現在入手可能な原材料で再現できるかは別の課題であり、試作を3カ月にわたって繰り返した。
試食を重ねることで、当時の味に近づける努力が続けられ、最終的には「当時はこれがうまかったのか」との声も挙がったとされる。これは、「どん兵衛」が歩んできた歴史を再確認する貴重な機会となった。
食べ比べで感じる進化の段階
「どん兵衛 クラシック」は、50年前のレシピを基にした商品であり、麺の違いが顕著である。この商品は、現在の「日清のどん兵衛 きつねうどん」よりも細く&薄いウェーブ麺、そして「日清のどん兵衛 天ぷらそば」よりも太く、ごわつき感のあるウェーブ麺を使用している。このため、湯戻し時間も通常の3分ではなく、5分となる。
つゆは醤油のキレが際立ち、だしの旨みが引き立っている。具材に関しても、現在より甘さが控えめに調整されることで、醤油の味が際立つ。天ぷらはかつての「さきいれ」スタイルで供され、深い味わいを楽しむことができる。
50年の歴史を感じながら、当時の味と現在を比較することで、その進化をぜひ実感してほしい。
商品情報
- - 商品名: 日清のどん兵衛 きつねうどん クラシック(東)
- - 内容量: 78g
- - 商品名: 日清のどん兵衛 きつねうどん クラシック(西)
- - 内容量: 77g
- - 商品名: 日清のどん兵衛 天ぷらそば クラシック
- - 内容量: 81g
いずれも2026年3月30日より全国発売予定だ。半世紀の変遷を感じる機会をお見逃しなく!