海藻を育てる小学生
2025-02-21 13:53:25

小学生が海藻を育てて大村湾を守る「海藻School2024」

小学生が海藻を育てる「海藻School2024」



一般社団法人海と日本プロジェクトinながさきが開催する「海藻School2024」では、未来の海を養うために小学生が海藻を育てる体験が行われます。このプログラムは、2024年5月から2025年2月までの約1年間にわたって実施され、海の重要性やその育成を通じた環境への影響について学びます。

イベントの背景と目的


このイベントは「海と日本プロジェクト」の一環であり、次世代に豊かで美しい海を残すために、海藻育成を通して人と人とがつながる機会を提供しています。特に大村湾という特異な環境において、海藻がどのように生態系を支えているかを理解することが重要です。

プログラムの詳細


「海藻School2024」は、東彼杵町立彼杵小学校と時津町立時津北小学校の6年生を対象に、計107名の子どもたちが参加しています。参加プログラムには、海藻の卵の採取から陸上での長期育成、そして成長した海藻を再び海に返す作業が含まれます。

1. 海藻の卵採取と育成


まず、プログラムの最初のステップとして、海藻の卵を採取します。オリエンテーションでは、大村湾の現状や海藻の役割について学びました。次に、海藻の特徴を観察し、卵を実際に採取する作業を行いました。この活動では、子どもたちが興味を持ちながらも真剣に取り組む姿が印象的でした。

2. 海藻の成長と海への返還


12月になると子どもたちは成長した海藻を海に返す準備を始めます。各校の近くの海岸で、苗テープをロープに結束する作業を行い、心を込めて海藻の成長を願いました。海では、どのように海藻が成長し、新たな生態系が形成されるのかを観察し、その結果を期待しています。

学びの成果と未来への展望


プログラムの最後には、1年間の活動を振り返り、学んできたことを発表する時間が設けられます。子どもたちは自らの経験を通じて、海藻育成の大変さや海を守ることの重要性を強く認識しました。彼らは、今後の行動計画として海の大切さを周囲に伝える意欲や、プラスチックの使用を減らす決意を表明しました。

参加者の反応


プログラムに参加した子どもたちや保護者からは、海への興味が深まったという声が多く寄せられました。海の現状を知ったことで、より積極的に海を守っていこうとする意識が高まっているのです。実際に海藻を育てることで、環境保護活動が身近に感じられ、行動に移す原動力となっています。

海と日本プロジェクトの重要性


この活動は、日本財団と連携した「海と日本プロジェクト」にも関連しており、全国的に海の環境問題に対する認識を広げることを目的としています。大村湾という地域特有の環境課題に立ち向かうためにも、地域社会が一丸となることが求められています。

このように「海藻School2024」は、単なる海藻育成にとどまらず、未来の海を考える貴重な学びの機会を提供しています。子どもたちがこの経験を通じてどのような行動を起こすか、今後の展開に注目です。


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会社情報

会社名
海と日本プロジェクト広報事務局
住所
東京都港区赤坂2-14-4 森崎ビル3階
電話番号
03-6441-2561

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