「源氏物語 恋するもののあはれ展」書籍化のご案内
株式会社KADOKAWAは、2025年1月10日に『源氏物語 恋するもののあはれ』を出版します。この書籍は、大津市の石山寺で開催される「源氏物語 恋するもののあはれ展」の内容を基にしています。この企画展は、平安時代の恋愛文化を体感できる場として多くの来館者を迎え、すでに25万人を超える訪問者を記録しています。
企画展の魅力とは
「源氏物語 恋するもののあはれ展」は、紫式部が生まれ育った土地における特別展示です。この展示では、ただ展示物を見るだけでなく、平安時代の愛と美の文化を体感できるよう工夫されています。会場は、色と香り、そして花をテーマにした多様なアプローチで来館者を迎え入れます。
展示内容の書籍化
書籍には以下の3つのセクションが収められています。
「其の一 紫式部と『源氏物語』」
ここでは、石山寺というこの土地が如何にして紫式部と結びついているのかを解説します。彼女が『源氏物語』を執筆し始めたこの場所での彼女の思いを、感慨深く知ることができる内容となっています。
「其の二 恋の決め手は、美のセンス」
平安時代には、貴族の女性は顔を隠すことが一般的でしたが、そのような中でも恋の行方を左右するのは和歌や手紙の選び方でした。書籍では、色や香り、そして花々を通して、当時の恋愛感情をイラストとともに紹介しています。
「其の三 千年の時を超える恋の歌」
人気イラストレーターが手掛けた恋の和歌をテーマにした美しいイラストが描かれています。現代の大津の様子を背景に、和歌の世界を新たな視点から切り取ることで、時代を超えた共感の思いを呼び起こします。
書籍概要
- - タイトル: 『源氏物語 恋するもののあはれ』
- - 制作: 大津市大河ドラマ「光る君へ」活用推進協議会
- - イラスト: 日菜乃・mame
- - 定価: 1,540円(税別)
- - 発売日: 2025年1月10日
- - 判型: A5判
- - ページ数: 120ページ
- - ISBN: 978-4-04-607361-7
不思議と懐かしい平安時代の恋愛のエッセンスに触れられるこの書籍は、古典への入り口としても最適です。
最後に
この機会に、源氏物語の世界に一歩足を踏み入れてみませんか?平安時代の美しい恋の物語が、あなたを待っています。