阪急阪神HDとコングラントが協力する新たなクラウドファンディングの取り組み

コングラント株式会社と阪急阪神ホールディングス（以下、阪急阪神HD）が異色のコラボレーションを展開します。2024年12月2日から始まる「ゆめ•まちクラウドファンディング」は、地域づくりや次世代の育成に取り組む市民団体を対象とした企業支援型のクラウドファンディングです。この取り組みにより、地域の活動が持続可能なものになることを目指します。

取り組みの背景

阪急阪神HDは、地域社会との関係を深めるため、さまざまな市民団体を支援しています。特に、阪急阪神沿線で地域づくりや次世代育成に取り組む団体に対して、広報サポートや活動資金の提供を行っています。今回始まる「ゆめ•まちクラウドファンディング」も、その一環として位置づけられています。このクラウドファンディングは、阪急阪神が支援する「阪急阪神未来のゆめ•まち基金」から助成を受ける10の市民団体が対象です。

クラウドファンディングの仕組み

「ゆめ•まちクラウドファンディング」では、クラウドファンディングを円滑に進めるための各種支援を行います。寄付決済システムを導入していない団体でも参加できるプラットフォームを整備し、サポートにより全額が支援先に届く仕組みを作ります。
具体的には、阪急阪神HDが通常かかる寄付決済手数料を負担することで、寄付が全額届くしくみを実現しています。これにより、寄付をする人々にとっても、より魅力的な選択肢になります。

支援プログラムの詳細

阪急阪神HDでは、特設サイト（https://congrant.com/jp/corp/hhhd/yumemachi.html）を通じて各市民団体のプロジェクトを紹介するほか、SNSや情報紙を利用して広報活動を行います。また、特別企画である「SDGsトレイン」に広告を掲載し、地域の関心を高める取り組みを行います。

コングラントも積極的にサポートに乗り出し、寄付募集に関する勉強会を実施したり、各団体への個別の支援を行ったりします。これにより、市民団体の活動が持続可能なものになることを目指します。

企業のコメント

阪急阪神HDの担当者は、「未来にわたり住みたいまちづくり」に対する共感の醸成を目指し、市民団体への支援を通じて、地域貢献の意義を広めていく意向を示しました。限られた資源の中で、企業と市民団体が連携し、持続可能な社会を創造していくことが重要です。

コングラント株式会社の役割

コングラントは、ソーシャルセクターと企業向けの「寄付DXシステム」を通じて、新しい形の寄付文化を創出しています。これまでに利用された団体は2,800以上、寄付流通総額は80億円を超えています。このシステムは、団体がより効果的に寄付を募るための手段を提供するもので、今後も多くの市民団体への支援を続けていくことでしょう。