監視カメラのフリーズ問題を解決する新技術
近年のデジタル化に伴い、無人の施設や設備が増加しています。しかし、無人環境ではトラブルやリスクが増大するため、監視カメラの役割がますます重要になっています。監視カメラは犯罪の抑止だけでなく、事件の際には証拠を記録するためにも欠かせない存在です。
特に、IoT機器は外的要因により「フリーズ」と呼ばれる動作停止を起こすことがあり、これが発生すると監視映像が途絶えてしまいます。この状態では保守担当者の手が必要で、復旧には時間がかかることがあるため、その間に万が一の事件が発生するリスクが高まります。さらに、常にカメラの状態を目視で確認する保守員が配置されているわけではないため、異常に気づけず放置されることも考えられます。
画期的なシステムの導入
この問題に対し、バリューソリューション社とパトライト社は連携し、監視カメラのフリーズを自動で復旧し、異常発生を光と音で知らせる新しいシステムを開発しました。このシステムの主な機能には、以下のプロセスが含まれます。
1.
フリーズ状態の自動検知:監視機器がフリーズすると「NONフリーズ」が異常を検知し、自動的にリブートを行います。
2.
異常報知:同時に「音声対応ネットワーク制御信号灯」が作動し、警告音声を流しながらライトを点灯。これによって、保守担当者が異常を即座に把握できるようになります。
このようにして、監視カメラは常に安定した状態を保つことが可能となり、万が一のトラブルが発生した場合でも迅速に対応できる体制が整います。
展示会での発表
新システムは「ジャンボびっくり見本市」に出展され、興味を持つ来場者に実際のデモンストレーションが行われます。展示会は大阪と東京の2ヵ所で開催する予定で、詳細は以下の通りです:
大阪会場
- - 日時:2023年4月7日(金)10:00~18:00、2023年4月8日(土)9:00~17:00
- - 場所:インテックス大阪6号館C・Dホール
東京会場
- - 日時:2023年4月21日(金)10:00~18:00、2023年4月22日(土)9:00~17:00
- - 場所:東京ビッグサイト東7ホール
このシステムは、今後さらに進化し、AIカメラとの連携を図りながら、より強力な犯罪抑制が期待されます。自動復旧システムの導入により、無人の環境でも安全を確保し、リスクを軽減することができるでしょう。興味のある方は、ぜひ展示会に足を運び、最新の技術を直接体感してみてください。