東京マンション価格上昇
2025-12-15 11:07:19

東京都の新築マンション市場、10年間で価格が2.27倍へ急上昇

東京の新築マンション市場の10年間



東京都における新築マンション市場が、過去10年間で劇的な変化を遂げています。投資用不動産の専門会社「セットライフエージェンシー株式会社」が行った調査によると、東京23区の新築マンションの平均価格が、2015年の6,732万円から2025年の1億5,313万円まで上昇し、実に2.27倍となっています。

価格の急騰



過去10年間のデータを元に分析すると、特に2023年に見られた急激な価格の上昇が目を引きます。この年の上昇率は+39.43%であり、平均価格が一気に8,236万円から1億1,483万円に跳ね上がりました。これは、都心部への人口集中と生活環境の向上が影響を与えた結果だと考えられます。

価格変動の詳細



年度 平均価格 変動率
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2015年 6,732万円 +12.31%
2016年 6,629万円 -1.53%
2017年 7,089万円 +6.94%
2018年 7,142万円 +0.75%
2019年 7,286万円 +2.02%
2020年 7,712万円 +5.86%
2021年 8,293万円 +7.53%
2022年 8,236万円 -0.69%
2023年 11,483万円 +39.43%
2025年 15,313万円 +11.27%

平均価格は安定した上昇を見せており、特に2023年はインフレの影響も多分に受けていると言えそうです。さらに需要の増加が価格上昇の大きな要因とされています。

供給の激減



一方で、新築マンションの供給は年々減少傾向にあります。2015年には東京都全体で23,899戸が販売されたのに対し、2024年にはわずか10,316戸にまで減少しています。この減少率は驚異の56.8%であり、中でも東京23区内の発表戸数は55.2%の減少を記録しています。

発売戸数の推移



年度 発売戸数(東京23区) 変動率
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2015年 18,472戸 -5.16%
2021年 13,290戸 +14.54%
2024年 8,275戸 -27.42%
2025年 2,964戸 -9.87%

供給の減少は、将来的に新築マンションの価格をさらに押し上げる要因となるでしょう。供給の枯渇に伴い、既存物件の価値は安定し、ますます投資対象としての魅力を増しています。

人口の増加



さらに興味深いのは、東京都の人口がこの10年間で緩やかな増加を続けている点です。東京23区内の人口は674,904人(+7.2%)、東京都全体では757,795人(+5.6%)の増加を記録しています。

人口推移の詳細



年度 東京23区内人口 東京都総人口
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2015年 9,272,740人 13,515,271人
2025年 9,947,644人 14,273,066人

東京都全体が少子化に悩む中での唯一の成長地域として注目されています。これによって、住宅需要も堅調に支えられ、住まいとしての価値が高まっているといえるでしょう。

まとめ



東京都の新築マンション市場は、価格の急上昇、供給の減少、人口の増加という逆境の中からでも強固な基盤を築いています。特に富裕層をターゲットにした資産クラスへの変貌が明らかで、投資家たちからの注目は高まっています。今後のマーケットの動向に引き続き注目が集まるでしょう。

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セットライフエージェンシーについて



セットライフエージェンシー株式会社は、首都圏エリアを専門とした不動産販売会社です。不動産に関する豊富な知識と経験を基に、投資用マンションのご提案を行っています。興味のある方は、ぜひ一度お問い合わせください。


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会社情報

会社名
セットライフエージェンシー株式会社
住所
東京都千代田区飯田橋1-3-7JC九段下ビル8F
電話番号
03-5357-1971

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