株式会社コラビット(東京都港区、代表取締役 浅海 剛)が運営する不動産査定サービス「AI査定プロ」に、新たに登記簿の自動読み取り機能が追加されることが発表されました。この新機能は、PDF形式の登記簿ファイルをアップロードするだけで、査定対象物件の基本情報を自動で抽出し、指示に基づく査定フォームに反映いたします。
この画期的な取り組みは、特に土地や戸建の査定を行う事業者に有用で、面積、所在地、交通などの情報を生成AIが迅速に解析し、査定作業を大幅に効率化します。これにより、不動産会社は登記簿に記載された情報を手作業で入力する時間を大幅に短縮できるのみならず、複数の案件を同時並行で処理することが可能となります。
新機能の背景
この機能の開発は、査定業務に従事する不動産事業者からのニーズを受けたものです。「登記簿から必要情報を手動で入力する負担を軽減したい」「同時に複数の物件を効率よく査定したい」といった意見が、多く寄せられたことが動機となりました。これに応える形で、コラビットはAI技術を駆使してこの機能を実現しました。
AI査定プロの機能的特徴
「AI査定プロ」は、サービス名通り、プロの査定を支援するために開発されたシステムです。まず、利用者は登記簿のPDFをアップロードするだけで、面積や所在地、交通といった重要な情報が自動で入力されます。AIが情報を判定し、迅速に抽出作業を行います。
さらに、AI査定プロはユーザーが希望する内容に応じて、「らくらくモード」と「プロ査定モード」の二種類を使い分けることができます。前者は基本的な必要情報を迅速に提供する一方で、後者は地域や物件の特徴に基づいた詳細な価格分析を行い、査定精度を高めます。
具体的には、AI査定プロは査定書を最短で45秒という驚異的なスピードで作成でき、通常の査定業務では数時間かかる作業を大幅に短縮します。また、周辺施設の情報、地域や防災関連のデータを反映した、50ページ近くにわたる査定書が生成可能です。
お客様の声を反映した改善
コラビットでは、今後もお客様からのフィードバックを基にAI査定プロのさらなる改善を進め、業務効率の向上を目指しています。また、不動産流通の活性化にも寄与し続ける所存です。
会社情報
コラビットは、【HowMa】などのAI技術を駆使して不動産価格推定データを提供しています。また、不動産業務支援に特化したサービスも展開しており、すでに多くの企業に利用されています。特に、野村不動産ソリューションズやパナソニックなど、著名企業からも信頼を得た実績があります。
代表取締役の浅海剛氏は、金融業界での経験を活かし、2015年に「HowMa」を開発。自宅の価格を把握しやすくすることで、誰もが安心して家を売れる環境を整えたいと考えています。2030年までに、中古物件の年間流通額を現在の4兆円から5兆円に増加させることを目指しています。
このように、コラビットの取り組みは、不動産査定の未来を変える可能性を秘めています。興味がある方は、ぜひ「AI査定プロ」をチェックしてみてください。