第19回湘南国際マラソン開催
2024年12月1日、晴天に恵まれた湘南にて「第19回湘南国際マラソン」が開催され、約2万人のランナーが参加しました。今年の大会は、環境への取り組みとして「マイボトルマラソン」を実施し、多くの人々が関心を寄せました。
ゴミゼロを目指す新たな試み
湘南国際マラソンは、2022年に開始した新しい取り組みとして、コース上の使い捨てカップやペットボトルの廃棄をゼロにすることを目指しています。この3年間で、これまで使われていた約50万個のカップや31,500本のペットボトルを大幅に削減し、負担を軽減しました。昨年のゴミ総量は3,049kgで、初回の11,495kgから大きく改善されています。
今年からは「クリーンスタートプラン」が導入され、レース後に着用していたウェアを回収し、透明性のあるリサイクルを行いました。また、コース上でエコ・ランナーが参加し、後方のゴミを拾い集める活動も展開されました。
大会の盛り上がり
スタート地点では、瀧川一輝実行委員長がランナーたちを激励し、号砲と共に約2万人が一斉にスタートしました。参加者からは「自己ベストが出た」との声も多く、快晴の湘南を生かした素晴らしいレースが繰り広げられました。特に、ウルトラランナーの大会アンバサダーを務めるみゃこさんは「湘南の海はキラキラしていて、美しい。ランナーも環境意識が高く、良い大会だ」とコメントしました。
さらに、一部のランナーはカヌーやSUPを用いて新たな競技に挑戦するプレイベントにも参加し、湘南の海でのパレードパドリングも行われました。
充実のブースやグルメ情報
大会では多くのブースが出展され、訪れる人々に湘南の魅力とともに美味しい料理を提供しました。環境に配慮したコーヒーや焼き菓子、地域の名産品が揃い、参加者を楽しませました。また、飲食エリアには17店舗が集結し、名物料理やスナックを販売。その中には地元の「井上蒲鉾店」の魚カツや焼きそば、イカ焼きが含まれ、多くの人に喜ばれました。
寄付金の受け入れ
大会の主旨である「地球環境活動」を支えるため、参加者から寄付を募り、多くの方から合計4,053,000円の支援が集まりました。これにより、湘南海岸の清掃活動や保全活動が行われ、地域貢献にも繋がっています。
今後も湘南国際マラソンはスポーツを通じた環境意識の向上を目指します。2025年に予定されている第20回大会への期待も高まります!