株式会社オリエントコーポレーション(オリコ)が、ESG投資において大きな注目を集めている英国のFTSE Russell社のESG Scoresで高評価を受け、同社が運用するESG指数「FTSE4Good Index Series」と「FTSE Blossom Japan Index Series」の計4つの構成銘柄に初選定されたことが明らかになりました。
オリコは、FTSE Russell社のESG Scoresにおいて3.7点(5点満点中)を獲得し、この高い評価が今回の選定に繋がりました。選定されたのは、「FTSE4Good Developed Index」と「FTSE4Good Japan Index」の2銘柄、そして「FTSE Blossom Japan Index」と「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の2銘柄です。
特に、「FTSE4Good Index Series」は、責任投資の世界的な代表指標として広く認知されており、オリコが選定されたことは、同社のESGへの取り組みが国際的に認められた証と言えるでしょう。
これらのFTSEの指標は、サステナブル投資のファンドや他の金融商品を評価するために使用されており、選定された企業は、ESGに関する様々な基準を満たしていることを示しています。
さらに注目すべき点は、オリコが選定された「FTSE Blossom Japan Index」と「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」が、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が国内株式を対象として採用するESG指数であることです。今回の選定により、GPIFが採用する国内株式のESG指数6つのうち、5つの構成銘柄に選定されたことになります。
オリコは、2025年3月期を最終年度とする中期経営計画において、「サステナビリティ」を経営の軸に据え、長期的な視点で社会価値と企業価値の両立を目指しています。今回の選定を機に、ESGに関する取り組みをさらに強化し、積極的な情報開示を通して社会への貢献を続けていくとのことです。
オリコのESGへの取り組みは、企業としての社会的責任を果たすだけでなく、投資家からの信頼を高め、長期的な成長を促進する上で重要な役割を担っています。今後、オリコがESG分野でどのような活動を展開していくのか、注目していきたいところです。