科学のとびら展
2019-08-29 11:00:11

子供たちの科学への好奇心を育む「あけてみよう かがくのとびら」展レポート

全国初!科学絵本の世界へようこそ



2019年8月23日、東京都千代田区のアーツ千代田3331で行われた「あけてみよう かがくのとびら」展のオープニングセレモニーは、来場者の心を掴む素晴らしいイベントとなりました。この展示会は、月刊科学絵本「かがくのとも」の創刊50周年を記念して開催されています。

主催者と監修者の挨拶



オープニングでは、福音館書店の代表取締役社長、佐藤 潤一氏と展覧会監修者の福岡 伸一教授が登壇し、暖かい挨拶が交わされました。佐藤氏は「かがくのとも」が単なる学びの道具にとどまらず、子供たちの創造力を育むために発刊されていることを強調。そして、夢中になれるような体験を提供する展覧会の意義を語りました。

福岡教授も「かがくのとも」を愛する子供たちの好奇心を引き出すための重要性を強調し、今回のイベントが絵本の力を再認識する機会となることを期待しました。彼は、自著に登場する絵本を例に挙げ、その魅力を紹介。「優れた絵本は子供たちの心を映す鏡である」と彼らしい言葉で参加者に伝えました。

体験型の展示エリア



「あけてみよう かがくのとびら」展は、子どもたちが科学に触れる機会を提供するために工夫された体験展示が魅力です。展示エリアは、自然や身体、食べ物、乗り物の4つのテーマに分かれており、各ブースで楽しみながら学ぶことができます。

自然エリア



このエリアではアリの視点から自然界を観察するゲームがあり、まるでアリになったかのような不思議な感覚を楽しむことができます。子供たちはこれにより、自然の多様性に対する理解を深めることができ、興味を持ちながら学んでいきます。

食べ物エリア



また、「たべもの」エリアでは味噌ができるまでの過程を体験するアクティビティが用意されており、調理過程や発酵という科学の重要な側面を学べるきっかけとなっています。子供たちが楽しみながら触れ合うことで、科学の楽しさを実感できる内容です。

月刊科学絵本の歴史



1969年に誕生した月刊科学絵本「かがくのとも」は、長年にわたり多くの子供たちに親しまれてきました。数多くの良質な絵本、例えば『むしたちの おとの せかい』や『みんなうんち』を通じて、好奇心をかきたててきました。今回の展示会は、これら601冊の中から厳選された作品も含まれており、絵本のすばらしさを再確認できる場となっています。入場者は自由にこれらの本を読むことができる「かがくのとも図書室」もあり、思う存分体験と学びを楽しめます。

展示会詳細



展覧会は、8月23日から9月8日までの期間限定で開催され、毎日10時から18時まで開かれています。また、入場料金は一般が1000円、子どもは400円で、未就学児は無料です。エントランスには、50年間の表紙を一望できるビジュアルが展示され、訪れるたびに新たな発見があることでしょう。その他にも、折り紙コーナーやオリジナルグッズの販売など、盛りだくさんの内容が予定されています。

今回の「あけてみよう かがくのとびら」展は、ただの展示会にとどまらず、子どもたちの科学に対する興味を育む貴重な機会となること間違いなしです。

会社情報

会社名
あけてみよう かがくのとびら展
住所
電話番号

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