日女附高とマッセイ大学協定
2024-06-25 14:21:34

日女附高とニュージーランド・マッセイ大学が教育協力協定を締結!女子学生の海外進学を支援

日女附高とマッセイ大学、教育協力協定を締結 - 女子学生の海外進学を支援 -



2024年6月18日、日本女子大学附属高等学校(神奈川県川崎市多摩区)は、ニュージーランドの国立総合大学であるマッセイ大学と教育協力に関する協定を締結しました。

調印式は、在日ニュージーランド大使館にて、クリストファー・ラクソン・ニュージーランド首相立ち合いのもと開催されました。

今回の協定締結により、日本の女子高校生は、マッセイ大学の設ける英語・成績基準を満たし、かつ高等学校からの推薦を得ることで、同大学の学士プログラムに進学できるようになりました。最短で渡航から3年で学位を取得し、卒業することが可能です。

協定締結は、日女附高を含む、大阪女学院中学高等学校、光塩女学院中等科・高等科、昭和女子大学附属昭和中学校・昭和高等学校、実践女子学園中学校高等学校、東京女子学院中学校高等学校の6校で行われました。

これらの学校は、マッセイ大学との連携を深めることで、両国の女性活躍を支援していくことを目指しています。

協定締結の背景と今後の展望



日女附高は、マッセイ大学とは30年以上前から交流があり、語学研修などで多くの生徒がニュージーランドを訪れていました。

2022年には、エデュケーションニュージーランドと教育協定を締結し、いくつかのプログラムに参加しています。

今回の協定締結は、こうしたこれまでの交流をさらに発展させるものとして、日女附高の薄由美校長は、「生徒たちの将来への選択肢が広がることを期待しています。」とコメントしました。

ラクソン首相も「日本の女子高校生がニュージーランドでトップクラスの教育を提供しているマッセイ大学へ進学する道ができたことを大変嬉しく思っています。」と、協定締結への喜びを表明しました。

マッセイ大学 シェリー・ターナー理事・副学長は、「日本人学生に対して学業面でも人間的にも包括的なサポートを提供してきます。」と、日本人学生に対するサポート体制の充実を強調しました。

マッセイ大学への進学について



マッセイ大学への進学には、以下の要件を満たす必要があります。

  • - 日本の高等学校の評定平均B以上
  • - IELTS6.0(5.5未満のバンドなし)

評定平均Bに満たない場合は、マッセイ大学附属準備校にて準備プログラムまたは加速版準備プログラムへ入学可能です。

IELTS6.0に満たない場合は、マッセイ大学附属英語学校にて10~20週間の集中英語プログラムへ入学可能です。

マッセイ大学について



マッセイ大学は、1927年に創立された、ニュージーランド北島に3つのキャンパスを持つ国立総合大学です。

ビジネスから芸術、科学まで幅広い学部、専攻を持ち、ニュージーランドでは唯一獣医学部と航空学校も備えています。

授業は少人数生を基本としており、教授や講師との距離が近いのも特徴です。

日本女子大学附属高等学校について



日本女子大学附属高等学校は、創立者成瀬仁蔵の遺した三綱領「信念徹底」「自発創生」「共同奉仕」を教育理念として掲げ、自ら考え、自ら学び、自ら行うことができる、人間性豊かな女性を育んでいます。

高校時代に豊かな教養を身につけてほしいと考え、文系・理系のコース制に分けることなく学びの裾野を広げています。

また、個別最適な学習を提供できるよう、選択授業の時間数を増やし内容も拡充しています。

さらに、教科の授業とは別のプラスαの学びも充実させ、特別講座「知の泉」や高大連携など、深く掘り下げて学ぶ機会を提供し、将来へ向けた科学的探究心や知的好奇心を育成しています。

教育の大きな柱である「自治活動」を通して、自らの意見を発信すると同時に、多様な価値観を理解し互いを尊重する姿勢を培っています。

今後の展望



今回の協定締結は、日本の女子学生の海外進学を支援するだけでなく、両国の教育交流をさらに促進する契機となることが期待されます。

日女附高は、今後も、ジェンダー平等や女性のエンパワメントなどに貢献できるよう努めていくとしています。

日女附高とマッセイ大学、教育協力協定締結:グローバルな女性の活躍を支援する新たな一歩



日本女子大学附属高等学校とニュージーランドのマッセイ大学が締結した教育協力協定は、日本の女子学生にとって大きな可能性を拓く画期的な取り組みと言えるでしょう。

従来、海外大学への進学は、経済的な負担や情報不足、手続きの複雑さなど、多くのハードルがありました。しかし、今回の協定により、マッセイ大学への進学がより現実的な選択肢となり、日本の女子学生が世界で活躍するための道が開かれました。

特に注目すべき点は、マッセイ大学が日本人学生に対して学業面だけでなく、人間的な側面でも包括的なサポートを提供するという点です。

これは、異文化への適応や学業への集中力を高める上で、大きな助けとなるでしょう。また、少人数制授業や教授との距離の近さといったマッセイ大学の教育環境は、学生一人ひとりの成長を促すのに最適です。

協定締結は、日女附高だけでなく、他の女子校も巻き込んだ取り組みとなっています。

これは、日本の女子教育機関が、グローバルな人材育成に積極的に取り組んでいることを示しており、今後ますます多くの女子学生が海外大学進学を選択する可能性を示唆しています。

今回の協定締結は、単に大学進学の機会を広げるだけでなく、日本の女子学生の潜在能力を最大限に引き出し、世界で活躍できる人材育成に貢献する取り組みとして、大きな期待が寄せられます。

今後、マッセイ大学への進学を希望する女子学生が増加し、両国の教育交流がさらに活発化していくことを期待しています。

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