熊本県の住みここちと住みたい街、2025年の調査結果を発表

熊本県の住みここちランキング2025が発表

大東建託株式会社が実施した居住満足度調査に基づいて、2025年の「いい部屋ネット街の住みここちランキング」と「住みたい街ランキング」が発表されました。熊本県版の結果が注目されています。

住みここちランキング2025の結果

この調査では、居住者の評価に基づくさまざまな因子が考慮され、住みここちランキングにまとめられています。
特に目を引くのは、上益城郡嘉島町が2年連続で第1位を獲得したことです。このエリアは、熊本市の南東に位置しており、ベッドタウンとして急速に発展しています。

嘉島町は、図書館や病院、大規模なショッピングモールといった生活に便利な施設が揃っており、評価も高まっています。特に「生活利便性」、「交通利便性」、「物価家賃」で上位の評価を得ていることから、住民の満足度が高いことが伺えます。

続いて、2位には熊本市中央区がランクインしました。昨年は4位だったこのエリアは、公共交通機関の拠点である熊本桜町バスターミナルがあるため、交通の利便性が非常に高いです。さらに県内最大の繁華街でもある上通・下通が集まっており、賑わいのある雰囲気を醸し出しています。

3位には合志市が選ばれ、こちらも2年連続の高評価です。この市は周辺の自然環境にも恵まれており、快適な住生活が送れる場所として注目されています。

因子別の詳細

因子別ランキングでは、嘉島町が「生活利便性」で2位、「交通利便性」で同じく2位、「賑わい」因子で3位といった具体的な評価を得ています。これらの因子が、居住者の満足度向上に寄与していることは明らかです。

住みたい街ランキング2025の結果

同時に発表された住みたい街ランキングについては、福岡市が4年連続で第1位を維持しました。熊本市中央区が2位に躍進し、その魅力が広く認識されていることを示しています。さらに、3位には東京23区が選ばれており、県外の都市へ住みたい人々が多いことも伺えます。

調査によると、現在住んでいる場所に満足している人は74.4%に達し、そのうち18.5%は今の町に住み続けたいという意向を示しています。一方で、55.9%は「住みたい街が特にない」と回答しており、今の居住地に高い評価を与えている結果となっています。

調査の概要

この調査は、大東建託が実施し、2021年から2025年にかけての数年間にわたるデータを基に集計されています。回答者は熊本県在住の20歳以上の男女合計9,354名で、調査の信頼性は高いといえます。

調査はインターネット経由で行われ、多様な世代が対象となっています。結果には、居住者の評価に基づく満足度スコアや、因子別の詳細データも含まれており、より深い分析が可能です。