寺山修司生誕90年記念の特別ステージ
2025年12月27日、東京都中野区のGallery-O2にて、寺山修司生誕90年を祝う特別ステージ詩劇『われに五月を2026』が上演されます。この公演は、寺山修司生原稿展の一環として位置付けられ、特に注目されるイベントです。多くのファンが心待ちにしている今回のステージは、寺山の文学をリアルに体験できる機会です。
公演の詳細
この公演は19:00から開始され、上演時間は約50分です。出演は昭和精吾事務所からこもだまり、西邑卓哲、梶原航が参加し、さらに常盤美妃や上入佐秀平も特別出演します。また、演出はこもだまりが手がけ、音楽監督は西邑卓哲が担当しています。
参加方法とチケット情報
チケットは現在、カンフェティで発売中で、価格は前売りで2,000円(1ドリンク付き)です。また、会場がギャラリーであるため、席数には限りがあり、場合によっては立見になる可能性もあるため、早めの購入をお勧めします。
公演前の準備や、観客が観ても体験できる「寺山修司生原稿展」は、13時から21時まで開館し、入場は無料。ドリンクを片手に、ゆっくりと原稿を楽しむこともできます。特別ステージの時間(60分)には、チケットをお持ちのお客様のみが滞在できるため、要注意です。
昭和精吾事務所について
この特別ステージを手がける昭和精吾事務所は、声の力で情景を鮮明に描写する技法を受け継いでいる専門集団です。マイクを使用し、情熱的な語りと音楽の融合を追求し、聴覚の愉悦を届けています。そのスタイルは「言語の洪水」と称され、多くの観客に深い感動を与えています。2022年には寺山修司の戯曲『仮面劇・犬神』を音源化し、インディーズチャートにも掲載されました。
活動内容と展望
昭和精吾事務所は、ジャンルを超えた幅広い活動を行っており、ライブハウスや劇場での生演奏、映像作品の全国流通など、多岐にわたるプロジェクトに取り組んでいます。今回のステージも、その一環として位置づけられ、言語と音楽が融合する新たな試みを展開しています。
詩劇『われに五月を』の魅力
詩劇『われに五月を』は、来年7月に南青山MANDALAでの本公演に向けた前哨戦としても意義あるステージです。初期短歌や青森の物語、J・A・シーザー曲とともに語られる詩など、聴覚的にも視覚的にも豊かな体験を提供します。特に、直筆原稿とその言葉に込められた力を音楽とともに受け取ることで、訪れる全ての人々に感動を与えることを目指しています。
この冬、ぜひ寺山修司の世界に浸り、特別なひとときをご体験ください。