公益財団法人ほくりくみらい基金が能登半島豪雨災害支援基金を設立し13団体を助成

能登半島豪雨災害支援基金の設立と助成先の決定

2024年9月、石川県の能登地方で激しい豪雨が発生しました。この災害に対処するため、公益財団法人ほくりくみらい基金は「令和6年9月能登半島豪雨災害支援基金」を設立しました。この基金では、災害を受けた地域における復旧活動を支援するために、助成金を提供しています。

第1次助成プログラムの内容

今回の第1次助成プログラムでは、被害を受けた地域において活動する13の団体が採択され、合計で2,439,000円の助成金が配布されることとなりました。このプログラムの公募は2024年9月24日から開始され、24件の申請の中から活動の必要性や緊急性に即して13団体が選ばれました。

各団体は、被害を受けた地域の復旧活動を行っており、助成金の内容は多岐にわたります。

採択された団体とその活動

1. 門前みんなのごはん（輪島市門前町） : 高齢者施設への昼食提供。
2. TEAM Q（河北郡内灘町） : 物資支援を通じて住民の生活を支える。
3. 石川・能登未来知図（金沢市） : 浸水施設の泥かきや感染症対策。
4. 絵本・つむぐ・未来（野々市市） : 被災した子どもたちへ絵本をプレゼント。
5. 高屋いとなみ基金（珠洲市） : 自立支援を目指した復旧作業を推進。
6. 能登まほろば村プロジェクト（金沢市） : 被災ペットの支援と心のケア。
7. 災害支援NPOありんこ（輪島市） : 泥かきや家財の搬出を行う。
8. 石川県災害ボランティア協会（金沢市） : 家財運び出しと泥上げを支援。
9. 能登子どもサポートチーム＠金沢（金沢市） : 必要物品の収集・配布。
10. 能登地震地域復興サポート（鳳珠郡） : 災害家屋の清掃支援。
11. ONEチーム七尾（七尾市） : 清掃器具の提供とボランティア派遣。
12. 金沢大学ボランティアさぽーとステーション（金沢市） : 被災家屋の支援。
13. 門前復興応援隊（輪島市） : 家の家財搬出や泥だし作業。

このように、地域のさまざまな団体が協力して、復旧に向けた取り組みを行っています。地域住民の生活を支えるために、それぞれの団体が持つ専門性や資源を生かし、被災地での復興活動に尽力しています。

今後の展開

これからも「令和6年9月能登半島豪雨災害支援基金」は、地域のニーズに応じた支援を進めるため、第2次助成の公募を準備中です。その詳細は、今後ウェブサイトにて発表される予定です。

この基金の設立は、被災者や地域の復興に向けた重要な一歩となります。どのように地域が復興していくのか、今後の活動に注目です。