LOCOMONOVATIONとは
2018-12-13 23:18:54
超高齢社会への挑戦!新プロジェクトLOCOMONOVATIONが目指す未来とは
超高齢社会への挑戦!
日本の未来において、超高齢化社会への対応が急務となっています。特に、2030年には全人口の3分の1が65歳以上になると予測されています。このような状況において、「ロコモティブシンドローム」への関心が高まっています。ロコモとは、立つことや歩くことといった移動機能が低下した状態を指し、自立した生活を送ることが難しくなるリスクを抱えています。この問題に立ち向かうため、LOCOMONOVATIONというプロジェクトが発足しました。
プロジェクトの目的
LOCOMONOVATIONは、公益社団法人日本整形外科学会が運営する「ロコモ チャレンジ!推進協議会」と、JST CREST xDiversityプロジェクトが連携し、医療、テクノロジー、コミュニケーションの力を結集して、人々が「歩き続けるためのアイデア」を模索することを目的としています。約4700万人が影響を受けるとされるロコモティブシンドロームに対して、医学的な視点から予防や改善策を考え、さらにコミュニケーションを通じて多様な視点を加えていく行動が求められます。
発表会の内容
先日行われた発表会では、プロジェクトに関わる主要なメンバーが一堂に会し、それぞれの専門領域から「LOCOMONOVATION」の意義について意見を交わしました。ロコモ チャレンジ!推進協議会の委員長である大江隆史氏は、ロコモに対する医療の重要性を強調しました。「ロコモ対策は医療だけでは不十分。医療を超えた考え方が必要だ」と述べ、誰もが参加できる社会的な取り組みが大切であると語りました。
また、落合陽一氏は、テクノロジーの視点から老化にどう対処すべきかに触れ、革新的な技術が高齢者の行動に変化を与える可能性を示唆しました。「若者が高齢社会の問題解決に挑戦する姿をカッコよく映し出せる場を作りたい」との期待のもと、プロジェクトの進行方向性が明らかにされました。
未来に向けた取り組み
LOCOMONOVATIONでは、今後のスケジュールが計画されています。2018年12月にプロジェクトが設立された後、様々なアイデア出しや協働企業の募集、共同開発を経て、2020年には第一弾の発表が予定されています。この一連の活動を通じて、二足歩行を支える社会を築くために必要な戦略が展開されることが期待されます。
まとめ
超高齢社会における課題に立ち向かうための「LOCOMONOVATION」は、医療とテクノロジー、コミュニケーションの相乗効果を通じて、より良い未来を共に創り出すことを目指しています。この新しい動きが、多くの人々の意識を変え、社会全体がロコモティブシンドロームに負けない体制を築いていくことを願っています。このプロジェクトがどのように展開していくのか、今後の進展に注目です。
会社情報
- 会社名
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ロコモ チャレンジ!推進協議会
- 住所
- 東京都文京区本郷2-40-8公益社団法人 日本整形外科学会内
- 電話番号
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