EVバッテリーの新提携
2025-05-01 16:20:43

中古EVバッテリーの循環利用を促進する新たな提携が始動

中古EVバッテリーの循環利用を促進する新たな提携が始動



2025年5月1日、東京都八王子市に本社を構えるミライラボ株式会社と、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社が資本業務提携契約を締結した。両社が手を組むことで、急速に普及している電気自動車(EV)のバッテリー循環利用が目指されている。

EVバッテリーの社会的な課題


近年、EVの人気が高まり、多くの新しいモデルが市場に登場しているが、それに伴いEVバッテリーの廃棄問題も浮上している。廃棄電池の増加は環境への負担やレアメタルの資源不足を引き起こす可能性がある。そのため、中古EVバッテリーのリユースやリサイクルが、今後の持続可能な社会を築くために必要不可欠な課題となっている。

提携の背景と目的


両社の強みを持ち寄り、中古EVバッテリーの最適な二次流通の仕組みを作ることがこの提携の目的である。ミライラボは、自社の強固な技術と知的財産によるバッテリーの診断や再生に特化した専門知識を活かしており、あいおいニッセイ同和損保はテレマティクス自動車保険を通じたデータ分析の専門家でもある。この両者が連携することで、電動車の未来に向けたソリューションを提供することが期待されている。

中古バッテリーの流通プロセス


この提携では以下の3つのフェーズでの取り組みが計画されている。

1. 診断・再生


全損となったEVバッテリーをミライラボに供給し、劣化具合を診断。モジュール単位での再生を行い、リユースが可能なバッテリーを製造する予定である。

2. 販売


再生バッテリーを活用した製品をあいおいニッセイ同和損保のネットワークを通じて販売し、バッテリーの有効活用を促進する。

3. 利用促進


再生されたバッテリーに対する保証保険をあいおいニッセイ同和損保が製造・販売し、利用者に安心を提供する。

期待される成果と今後の展開


両社は、資本業務提携を進展させ、再利用が困難なバッテリーのリサイクルにも力を入れていく計画だ。また、全損となったバッテリーの価値向上に寄与する新しいサービスの開発も視野に入れており、今後の展開に期待が寄せられる。

持続可能な未来に向けたこの取り組みは、環境負荷の軽減に貢献し、さらなる技術革新を促進する重要な一歩である。今後の進捗が注目される。

お問い合わせ


ミライラボ株式会社
常務取締役営業戦略部長 平塚雷太
TEL:042-673-7113

あいおいニッセイ同和損害保険株式会社
広報部広報室主任 當銘梨夏
TEL:050-3461-7235


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会社情報

会社名
MIRAI-LABO株式会社
住所
東京都八王子市滝山町1-886-1
電話番号
042-673-7113

トピックス(経済)

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